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2019/02/27

Bench 80−なぜか講師室には長椅子ベンチが置かれているのだ

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ベンチというよりも長椅子と言うほうが合っているかもしれない。毎年2月中は末日まで、K大学の図書館に閉じこもっている。朝9時半から夕方6時まで、原稿書きの仕事だ。恒例となっているので、座る席も決まっていて、また休憩のスタイルもほぼ同じだ。


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じつは昼食が問題だ。生協食堂が開いているときには、一汁一菜のトッピングとご飯だ。栄養満点の盛りだくさんのメニューだ。けれども、春休み中には休業の日が多く、そのときには、家から弁当を持参する。それで、食べる場所としては、ありがたいことに、講師室というところがあるのだ。友人のF氏たちが採点などの作業を行なっているところにお邪魔している。


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なぜかこの講師室には、この長椅子が置かれている。K大には講師室が3号館と23号館に2つあり、それぞれ利用させていただいているのだが、両方に長椅子が置かれている。そして、両方とも、背板を倒せば、ベッドにもなるという、便利な長椅子なのだ。原稿書きで、目が疲れてくると、これを倒して、ちょっと昼寝すると頭がスッキリする。


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さて、K大の講師室にあるこの長椅子が、わたしのために用意されているとは考え難い。それでは、なぜ個人用の椅子が並んでいる中で、そして、先生方は授業期間にはほぼこの個人用の椅子だけを利用するだけなのに、この講師室に長椅子が置かれているのだろうか。昔はよく、先生方が長椅子に座って、談義を催していただろうから、その名残りなのだろうか。

 

この謎については、F氏が教えてくれた。以前、授業を行なっていた高齢の先生が、途中で倒れたことがあったそうだ。教室からこの講師室へ運ばれてきて、寝かせるベンチが必要だということで、それぞれ1台ずつ手配されたのだそうだ。こうなると、高齢期になったわたしとしては、やはりこの長椅子に親近感を覚えるのだ。それで、休憩としてこの長椅子で仮眠をとることは、決して趣旨に反していないのだな、と安心したのだった。春休みの大学には、図書館と同様に、このような余裕がいっぱいあるのだと変に納得した次第である。じつは以下の記憶も加勢している。

 

その昔、大学院生時代のアルバイトで民間研究所に勤めていた。そこではよく座談会を開催していて、出席者の口述原稿を報告書に載せていた。それで当時一橋大学の産業組織論教授の原稿を国立へ取りに行ったときに、その研究室の草色のソファ・ベンチで教授が眠っていたのだ。研究室とソファとがイメージの中では快適に融合しているということもあったのだ。

 

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