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2019/02/04

Bench 70−野外ベンチはどこから壊れるのか

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野外ベンチの座り心地を考えると、現在でも座面は、新素材よりもやはり木製の方が良いと思う。それで、野外だと木製はどのくらいの耐久性があるのだろうか、というところが問題となることは、誰にでも想像はつくものだ。でも、実際にどのくらい耐久性があるのかは、誰も知らないのだ。



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JR東神奈川駅前には、かつてニチイというスーパーマーケットがあり、現在はサティを経て、イオンとなっているビルがある。このビルの定礎は1979年だから、ちょうど40年が経過している。ビルを建てると、その周囲に「公開空地」を設けなければならない。この駅前の一等地が公園並の空き地が確保されているのは、かなり余裕を感じさせる。残念ながら、車の通過交通量が多いために、憩いの要素はあまり感じられないが、駐輪場としての大量の需要を満たしている場所となっている。



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問題は、ここにかなり旧型のベンチ群が据えられていることだが、管理が随分曖昧らしい。土地自体は、ビル所有者のものであるのだが、公開空地として横浜市へ移管されている。それで、このベンチ群の維持は誰が行なっているのかといえば、難しい問題がありそうだ。たとえば、放置自転車が公開空地に放置された場合には、特別な条例を制定しない場合には、撤去の権限はビル所有者にも横浜市にもないのだそうだ。ましてや、ベンチの管理はどうだろう。一度はおそらくニチイが寄付したであろうけれども、管理維持は誰が行うのかは、難しい問題なのだろう。



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それで、幸いなことにというのか、不幸だったというのか、古くからどのように破損してきたのかが、かなりの年数の経緯がわかるような破損の仕方を見せている。これを観察すれば、ここ数十年のベンチの壊れ具合を観察することができそうだといえる。



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まず、知りたかったことは、どこから破損が始まるのかだ。木製の場合、木組みのところは故障しないが、木ネジのところが破損するのだ、と職人の方々はよくいうのだが、ほんとうにそうなのかがわかる。確かに、木ネジの周りから、破損が起こっているのだ。それから、木目に沿っての割れも木ネジに沿って起こってしまっていることがわかるのだ。

 

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プロフィール

  • 坂井素思
    放送大学教員で、社会経済学領域を研究しています。