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2018/12/14

Bench 13−飾り棚としてのスクール・ベンチ

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学校には、ほぼ必ずベンチが置かれている。なぜ学校とベンチは相性が良いのか、と考えていると、ちょっと大袈裟なのだが、夜も眠れないくらい面白い問題なのだ。

 

スクール・ベンチというジャンルがあって、学校にあるから、スクール・ベンチなのだが、それ以外に学校特有の性質を伴っている。それは何かと言えば、社会的ネットワークが期待されていることだ。大学では、学生は講義さえ受ければ、あとは自由時間だ。その自由な時間、まだまだ余裕ある時間、つまりは働く義務もなく、家族に奉仕する義務もない時間を利用した、大学特有のネットワークを形成することができるということだ。そこで、唯一の義務である講義が終わると、学生たちは教室を出て、まず座ってみたいと思わせられるのが、スクール・ベンチだ。だから、学生の自由時間の象徴的なものがスクール・ベンチには存在するといえる。

 

今日もK大学の講義が終わって、外へ出ると、すでに夕闇が迫っていた。家路を急ぎたくなるほどに、気温も12月相応に低いのだ。けれども、まだまだ家には帰りたくないと思わせる時間を自然に取れるのが大学の良いところだ。附属図書館で3冊借り、大学の広場に通りかかると、スクール・ベンチが見えてくる。

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今夕のスクール・ベンチは、大勢の学生たちを吸い寄せていた。ベンチの上には、牛乳パックで細工された家々が並んでいて、中からロウソクの光が漏れ連なって、クリスマス飾りのような効果を生み出している。近づいてみると、それぞれの飾りの塊ごとにテーマがあって、地域の小中学校のクラスや地区の名前が表示されていた。なるほど、大学と小中学校を結んだ、光のイベントが始まっていたのだ。スクール・ベンチは飾り棚として活用され、輪の中で輝いていた。

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