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2018/03/23

O先生と春カフェ

Img_1416 O先生と春カフェ。冬カフェの時期に、わたしが体調を崩してしまったので、延期していたのだ。パン日和「あをや」でランチをしようという冬カフェの予定に、ようやく追い着いた。横浜からJR湘南ライナー線に乗ると、一駅で新川崎駅に着く。Img_1406 ビルの二階をずっと数百メートルほど伝っていく連絡通路を抜け、JR南武線の鹿島田駅へ至る。昨日からの陽気で、マンション群にとおる桜並木が遠目に見えてくる。すでに満開に近い。今日の暖かさの中に、昨日までの寒さのありがたさが隠されているのだ。人生は混沌と退廃の中に、ようやく活路を見出す。有名な「荒地」の冒頭だ。

 

四月は残酷極まる月だ

リラの花を死んだ土から生み出し

追憶に欲情をかきまぜたり

春の雨で鈍重な草根をふるい起こすのだ

 

Img_1408 12時に待ち合わせをしていたら、O先生が少し遅れるという連絡が入ったので、これ幸いと、ドイツビールの小瓶をもらう。Img_1414 O先生は呑めないタイプなので、目の前で呑むには多少遠慮することにしているのだが、これほど春めいて、体調もようやく上り坂になってきていると、ちょっとアルコールが欲しいところだったのだ。鈍重な草根をふるい起こさねばならない。

 

Img_1411 「あをや」のガラス戸には、街の風景が映し出される。この店の常連さんが通り過ぎるときには、店の中へ笑顔を振りまいて行く。そのガラス戸に、店の外観をカメラに収めているO先生の姿が写った。彼は入ってきて、喉の渇きに、アップルタイザーとチョコクロワッサンで対応していた。Img_1419 続けて、彼は昼食で、BLTサンド(かな?)とマメマメ豆乳スープ。わたしは、同じスープにアボカドとクリームチーズのサンドを頼む。豆乳スープには、色々な豆が入っていて、小さな豆、大きな豆が擦りよせあって入っている。大きな方では、インゲン豆が柔らかく煮込まれていた。デザートには、いちごミルクと、アーモンドクリームの入ったいつものスフォリアテッレ。

 

Img_1420 金曜日なので、一応ウィークデイなのだが、店の1階も2階もいっぱいだった。お子さん連れが多かったといっても、2組なのだが、それから類推すると、やはり春休みなのかなと思うのだ。「あをや」の奥様が客の応対で忙しいときには、もっぱらO先生と大学事情の情報交換をして、世の中に似て非なるものや、非ならず似ているものがたくさんあることを認識したのだった。14時くらいになると、わたしたちだけになって、奥様が会話の輪に入ってきた。Img_1421 今日の話題の多くは、これからの人生をどのように生きるのだろうか、という楽しくもあり身につまされることでもありという、多くはシュムーザー的話題が多かったのだ。北海道の田舎に帰る可能性のある奥様と、蒲田からは離れることがないO先生との対比ということに話の筋は進んだ。結局、4時間もの長居をしてしまった。田舎パンを購入して、店を出る。

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Img_1457 Img_1456 Img_1455 散歩の途中でよる店を、「あをや」の奥様が紹介してくださった。この塚越商店街を突き抜けた先に、喫茶店「くもい(雲居)」があるそうだ。Img_1451 2年前に開店して、キャッチフレーズで「川崎にぽっかり浮かんだはなれ雲」という店だ。少し家や職場から離れるためには、余裕があって落ち着ける場所が必要だというメッセージが伝わってくる店だ。Img_1459 「くもい」という語感は、パステルカラーの明るいグレーを想像させる。多機能な小規模喫茶店を目指していて、女子会・ママ会・親子会を誘ったチラシがおかれていたし、さらに、夜にはBarがオープンしているらしい。お母さんと娘さんとでこの店を動かしている。

 

Img_1462 ところが、びっくりしたのは、O先生の食欲で、先ほどサンドウィッチとチョコクロワッサンと、さらにスフォリアテッレを食べたにもかかわらず、ここでも卵のサンドウィッチを食べたのだ。思わず、彼のお腹に目をやってしまったのだが、もう少し大丈夫なのかな。Img_1465 もう一軒、焙煎コーヒー屋さんが矢向駅前にあるというので、こちらの会計はわたしが引き受けることにして、「くもい」での勘定は彼が受け持った。ところが、矢向の店は夕方早くにしまっていて、ちょうど掃除の時間になっていた。またの機会ですね。

 

Img_1467 矢向からの川崎行きの電車は、通勤時間に入ってしまったために、混雑していた。日本のシリコンバレー候補の一つと言われながら、もう一皮剥けないと、単に労働力の集積だけでは追いつけないだろうと、雲の向こうのことを考えたのだった。Img_1471 文化として定着するまでに、どのくらいの時間がかかるのだろうか。また、5月に松本カフェを計画して、川崎駅でO先生と別れた。

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  • 坂井素思
    放送大学教員で、社会経済学領域を研究しています。