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2017/06/25

盛岡でスクーリング第2日目

Img_2314_2 二日目も順調に講義は進んだ。理論部分では、少し論理が錯綜して難しく聞こえるかな、と思っていたのだが、かえって少し難しいくらいの方が、眠気覚ましにはちょうど良いらしくて、こちらの言葉に少なからず反応してくださった。少し喋り足りなく、また、学生の方の感想も最後は時間切れで、ちょっと時間不足だったと反省している。けれども、二日間分の感想も記してもらったから、それに替えよう。ほんとうに名残惜しかったけれども、これで終了ということにした。一部の学生の方に釣られて、最後は恒例の拍手で大団円となったのだ。

 

Img_2243_2 ようやく梅雨の雨が盛岡にも押し寄せて来たのだが、講義が終わる頃には、また晴れて来た。講義の熱を覚まそうと、本町通りを歩いて、中津川の上ノ橋までいく。県公会堂裏の静かな喫茶店「carta」を探す。Img_2245_2 このcartaとは、手紙の意味らしい。店のカウンターには、手紙ではなく、文庫本がたくさん置いてあったので、村上春樹の雑文集など、手当たり次第に読んで、講義で喋った言葉が頭から離れて行くのを助けた。Img_2247 頭から入って口をついて出た言葉は、わたしの言葉に相違ないのだが、言葉が受講生の耳に入った途端に、わたしの言葉ではなくなり、受講生の言葉になるのがわかる。だから、どんどん喋って、わたしから離れさせて、受講生の耳の奥へ蓄積されてしまうのをしっかりと確かめて来たつもりだ。「carta」では、静かなピアノソロの反復のミュージックが流れていて、熱が静かに静かに冷やされていったのだ。この音源は、店で弾かれたもので、CDにはなっていないそうだ。それで、この音と似たようなCDを推薦したもらって、ワルツの静かな曲の入ったものを購入した。

 

Img_2253 県公会堂は、正面玄関と裏玄関とさらに横玄関を持つ、多面的な利用のできる複合施設のようで、このように重厚なタイルにアール・デコ調の装飾が施されていて、夜の闇に映える。cartaのプロモートするコンサートも、この施設を借りて行うそうだ。

 

Img_2260 県公会堂の正面から、内丸と呼ばれる、かつては盛岡城の枢要な場所だったところに、新宿のゴールデン街のように、小さな飲食店が所狭しと寄り添っている一角がある。ここの真ん中辺にある店「白龍(パイロン)」本店にて、盛岡三大麺のひとつの「じゃじゃ麺」を夕飯とする。深皿にうどんのような柔らか麺と野菜が乗って、そこに肉味噌が添えられてくる。カウンター席の庶民的な店だ。「中」を頼んだけれども、大方の客は「小」を頼んでいた。Img_2297 つまり、ボリュームがあるということだ。味噌を完全に麺と混ぜ合わせ食べる。ところが、周りの常連客たちを見ていると、そのあと「ちいたん」と呼ばれるスープを頼むのだ。生卵がテーブルにあって、自分でそれをかき混ぜて、カウンターへ戻しちいたんにしてもらう。卵スープということだが、これを最後にいただくと、なんとなくお腹がすっとしてくるのだ。旅の客だとわかったらしく、お母さんらしい女性の従業員の方が、ちいたんをアレンジしてくださった。これ全部で六百円。

 

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  • 坂井素思
    放送大学教員で、社会経済学領域を研究しています。