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2017年4月に作成された投稿

2017/04/06

パン日和「あをや」で、春カフェ

Img_6982 O先生との春カフェを、パン日和「あをや」で行う。予感のあったのは、お花見にも行くのではということだった。横浜駅から横須賀線に乗って、一駅目の新川崎で降り、超高層マンション群が軒を連ねる中に、一列だけ満開の桜並木があった。Img_6995 今年一番の満開に魅せられてしまって、道々に咲くタンポポや梅の花も「春だな」と感じさせてくれたのだが、やはり桜のこのイメージがずっとあったのだ。

 

Img_6999 パン日和「あをや」に着くと、奥様が店の前の「鉢のスミレ」に水をさしていた。「あれ、夕方じゃなかったですか」とおっしゃって、メールを確かめていた。一瞬、O先生が間違えたのかなと思ったが、そうではなかったようだ。Img_7004 黒板の右隅に、本日の特別メニューとして、「アスパラガス・スペシャル」と書かれていて、この北海道から送られてきた、巨大で太い野菜を見せてくださったのだ。これは期待できる。

 

Img_7005 今日のドリンクメニューにあった「抹茶ミルク」を飲んでいると、O先生が店の前景写真を撮りながら登場なさった。先週には、松本市を互いにちょっとずれた時期に訪れていて、その時の話題となった。Img_7011 昼食は、先ほどのアスパラガスを使った「アスパラガス・スペシャル」と、スープは「ナスとチキンのタイカレー」だ。Img_7015 そのあと、奥様のサービスで、友人からいただいた珈琲「ニカラグアサンタフェ農園のモランゴ」を振舞ってくださったので、デザートのパンとして、「スフォリアテッレ」をお願いする。Img_7016 アーモンドクリームが美味しい。このニカラグアの珈琲豆は、モランゴすなわち苺を意味するらしいのだ。確かに、最初の一口にストロベリーの香りがして、その後の味にも、かなり酸味が効いていて、苦味よりは酸味の好きなわたし好みの味だった。

 

Img_7012 それにしても、この「あをや」の北海道直送アスパラガスは、圧倒的な存在感だった。野菜というものは、そもそもその地域へ行けば、存在感を示すのは当たり前なのだが、やはり都会でこれだけのものが目の前に現れると驚きを感ずるのだ。サラダにちょこちょこと入っているようなものとは違って、存在感があるのだ。添え物としてのアスパラガスが、突如として主役を張ったというところだろうか。Img_7018 これだけ大きくなってしまうとふつうは筋が残ってしまって、サトウキビの茎をかじっているような感じになってしまうのだが、このアスパラガスは程よい歯ごたえはあるものの、筋のあるという歯ごたえでなく、肉厚の柔らかい野菜という食感なのだ。Img_7000 Img_7020 アスパラがメインの昼食となった。そういえば、「このアスパラガスをただ焼いたものはほんとうに美味しいのですよ」と奥様に言われていたのをすっかり忘れてしまって、帰ってしまったのだ。今度ということがない、いつ手に入るかわからないものなので、たいへん残念な気分だ。焼きナスならぬ、焼きアスパラを食べたい。

 

Img_7008 O先生との雑談の中で思い出したのだが、日経新聞のコラムについて話題を出したのだ。じつはこの経済紙が経済紙たる所以のひとつとして、月曜日版には必ず「景気指標」欄が設けられてきたのだった。Img_7002 それが、この3月でここ数十年の伝統を破って、この欄が廃止されたのだった。これは時代の象徴ではないかと言い、かつ現代人は紙版の新聞を読まなくなったと言ったら、雑談なので繋がりはかなりなく話題は飛んで行くのだが、O先生はこれにつなげて、若者の意識も変化してきていることを述べられた。Img_7014_2 大学を出てすぐの若者たちは、現在では転職するのが当たり前の風潮が存在することを強調していた。職場というものが固定的な場所ではなくなる傾向を示しているということだろう。一つの職場で、紙版の新聞を、みんなが共通に読むというコミュニケーション文化それ自体が変化していることなのかもしれない。

 

Img_7035 あまりに天気が良いものだから、歩くには少し遠いのだが、駅の反対側にある「夢見ヶ崎公園」へ行こうということになった。O先生は、先週の松本旅行の疲れがあり、なおかつ、一昨日は小石川植物園でかなり歩いたらしいので、あまり歩きたくなさそうだったのだが、公園にある動物園もさることながら、お花見を期待したのだった。一歩帰る方へ踏み出したのだが、足の二歩目を方向転換してくださった。

Img_7112 この公園は、かつて近畿圏古墳文化の前方後円墳が10あまり固まって存在する歴史ある丘なのだ。そして、近世には太田道灌がここに城を築こうとして、夢見が悪かったので、築城をやめたという言い伝えがあるところなのだ。この写真にあるように、どのように夢見が悪かったのか、説明看板の肝心なところの語句が傷つけられていて、想像するほかない。O先生は「刀」かな、と言い、わたしは「首」かな、と思ったのだった。さて、正解は何なのだろうか。

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この公園にはラマの桜や、山羊の桜など、桜も満開のものから葉桜まで、多様な桜があって、堪能したのだが、それ以上に印象に残っているのは、スギ木立が50メートルほどのトンネルというのか、ラビリンスというのかを作っていて、この木立の中が幻想的なひとつの世界となっていて、子供たちを引きつけていたことだった。Img_7122

写真からはわからないかもしれないけれども、木立という、木でできていると安心感があり、さらに閉じられた、美しい完結した世界がありそうなところが魅力なのだ。Img_7088

動物園の、顔の大きな、優しい目をしたロバに乗って、この木立をくぐり抜けたい。このような想像を羽ばたかせるほどの木立ラビリンスだったのだ。

 

Img_7209 春カフェの最後は、蒲田まで行って、この蒲田の象徴たる「呑川」の桜を見ながら、最近O先生が見つけたシフォンケーキと紅茶の喫茶店「カフェ・スリック」へ入る。Img_7224_2 注文したのは、スパイスシフォンで、4種のスパイス、ジンジャー、シナモン、ナツメグ、クローブが生地に入っているものだ。ホイップクリームとスパイスのコンビネーションが良かった。Img_7228 はちみつの溶け込んだ焼きリンゴが添えられている。この焼きリンゴだけでも、十分に紅茶の友となるくらいだ。Img_7227 紅茶は、これも珍しいというのか、わたしが味わったことがないだけなのかもしれないのだが、松の木で茶葉をスモークした濃厚な味の「ラプサンスーチョン」を頼んだ。濃い味なのだが、渋みの少ない紅茶だった。


*注:

O先生のブログは、こちら。それから、先ほどのクイズで、太田道灌が夢の中で、鷲によって持ち去られたのは、「兜」でした。正解の方は、歴史的想像力の旺盛な方だと思います。O先生のいくつか挙げた中にも、兜は入っていましたね。

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プロフィール

  • 坂井素思
    放送大学教員で、社会経済学領域を研究しています。