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2016/11/01

社会経営ジャーナル第4号が発行された

20161031_164537 社会経営ジャーナルの本年度号がようやくできた。5月に原稿提出があって、約半年間かかって、雑誌という形になったのだ。今年度の特徴は、エッセイ風のものよりも、論文調のものが多かった点にある。

第4号はこちらから

http://u-air.net/SGJ/category/journal/

これには幾つもの経緯があって、ほんとうに残念なことだったのだが、査読付きの研究誌「社会経営研究」が休刊となったことだ。いずれこのような事態が起こることは予想していたのだが、意外に早く起こったのは、やはりショックだ。査読付き雑誌の必要性については、博士後期課程ができて、応募者の候補生が数多くいることから、理解されてきているのだ。けれども、査読というのがネックであって、論文審査を厳しく行えば、いくらでも厳しくできるのだ。それで、今回はかなり厳しい方へ振れてしまったのだと言える。つまり、一本も査読でパスしなかったのである。

しかしながら、社会経営ジャーナルの方は、9本の論文執筆があり、例年の倍くらいの分量になった。雑誌というのは、4、5本よりも、やはり9、10本あったほうが、賑やかで良いのではと思っている。もちろん、分量が多くなると、編集委員の担当も増えて、その調整が難しくなるのだが。

もう一つの残念なことは、3年目にして色々なミスが出てきたことだ。3月以前に応募があった早い段階の原稿があったのだが、編集委員会が開かれた時にそれが反映されなかったという事件が起こったことだ。この原稿は、どちらかといえば、エッセイ風の原稿だった。著者のMさんにはたいへん済まない気持ちでいっぱいで、反省している。先日の比較地域研究会でも、話題になった。メールで原稿を管理するシステムに不完全があり、ダウンしている時にこの問題が起こってしまったのだ。メールシステムが万能ではないことを改めて示されて、今後の対応が必要であると考えている。

このような雑誌では、いつも気に留めている人がいることが必要なのだが、やはり編集委員は他に幾つも仕事を持っているために、必ずしもこの雑誌だけに注意しているわけにはいかない。そこで対応策が必要になってくる。複数の方が常にメールをチェックすることを考えているが、うまくいくかどうかは、来年度わかるだろう。

「箸墓」古墳についてのエッセイを書いてくださった、Kさんからはさっそくメールが届き、奈良へ行ってきたことと、エッセイがプリントされたことが重なって、ハッピーな気分なのだそうだ。自分の文章が自己満足だけに終わらずに、人目に晒され、実際に公になることは緊張感があると同時に、「創る」という人間の本能的なものを刺激することは間違いないと思われる。ヴェブレンによれば、このような製作者本能は見せびらかしの本能と紙一重なのだが、ハレやかな気分には比類がないものがある。Mさんからも雑誌を見たという報告が入った。

あれやこれやで、ここ一ヶ月は卒業論文数本と2、3回のやり取りを行い、修士論文数本とこれも2、3回やり取りを行い、さらに社会経営ジャーナルの数本と2、3回やり取りを行ったのだ。これに加えて、放送大学のテキスト2冊の再校と三校の時期が集中して、10月は結局編集する側と、編集される側とで、編集者の苦労と執筆者の楽しみと両方を同時に味わうことになったのだった。

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プロフィール

  • 坂井素思
    放送大学教員で、社会経済学領域を研究しています。