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2016/10/01

比較地域研究会が開催された

Img_1475 東京文京で、比較地域研究会が開かれた。第13回目である。今回じつは早めに来たのだが、それはI氏が発表することになっていたからだ。発表のレジュメをコピーしたいということだった。I氏はIT産業に勤めていて、定年後技能を活かして、タイ国へ仕事で行っていたのだ。けれども、日本へ戻ってきたばかりなので、コピーを行うところがないのだ。Img_1484 この問題は、放送大学のように定年後の学生が多い大学では、結構深刻な問題だ。発表の場としての大学はあるのだが、研究の場、とりわけ作業場というものが限られてくるという難点がある。学習センターへ出てくれば、何とかコピー作業が確保可能だというので、わたしも早く来て対応したのだった。

Img_1481 I氏はタイにおける先端プロジェクトの共同研究のあり方についての発表を行った。革新というものには、応用・維持タイプと、発見・創造タイプとあるのだが、I氏によれば、後者のタイプほど、周辺的なところで開発が進むのだという説で、タイ国での事例がたいへん興味深いものだった。次の氏は、雇用制度について法意識という観点から見てみようということだった。いつもの論調を少し異なる観点から見てみようということで、今後に期待したいと思わせるものだった。最後のO氏は、近年の日本経済を需要サイドから見てみようという発表だった。多くの経済論者が供給サイドに問題があるのではないかという主張している中で、あえて需要サイドにこだわることで特徴を見出していた。需要の中でもとりわけ投資需要が注目点であった。

Img_1483 議論はいつも尽きなくて、みんな熱戦を繰り広げて、感情を高ぶらせて議論するので、カタルシスが一気に浄化されていくのを感ずる。他の人々が見ていたら、喧嘩をしているのではと見られてしまう場面だが、教室で行われることに意味があるのだ。やはり議論の場合には、真剣な真面目さというものが大切な場面があるのだと思われる。

Img_1485 懇親会は、珍しくイタリアン料理の店で行われた。ワインを始めとする飲み物の全てが飲み放題で、赤白ワイン1.5リットルのボトルが出てきたので、十分に楽しめたのだ。今日の懇親会では、前回出席のGさんが飛び入りで入ってきて、議論を盛り上げていた。話していたら、ようやく議論が見えてきて、Gさんは環境論のO先生のところで、二年前に卒業研究を仕上げ、その後の発表会での報告をわたしも聞いていた方だったのだ。蒲田にある呑川をテーマにして、詳細な環境特性を明らかにした論文を書いた方で、印象に残っていたのだった。それで、今日の議論の参加者たちも、今度はこの呑川問題について、みんなで議論を始めたのだった。都市型の河川という特徴を多く持っているというタイプが明らかになるにつれて、第2論文を書くべきだとGさんはみんなに励まされていたのだった。Img_1486 このような他の人の議論をすぐに引き受けて、自分のことのように議論に加わってくるところが、放送大学生の経験知を活かせる、良いところだと思われる。今年から、幹事になる方がH氏に加えて、新たに3名の方が名乗りを上げ、スムーズな運営への足がかりを築いたといえよう。今後の益々の発展を望みたい。

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