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2016/06/18

山形学習センターの面接授業の第1日目

Img_0917 山形駅前にある霞城セントラルビルという、見るからに城をイメージさせる24階ビルの10階に放送大学が入っている。ビルのある場所はわかりやすいのだが、10階に通じるエレベーターが1階の迷路をくぐり抜けたところにあって、宿泊しているホテルからよりも、ビルの中で迷ってしまった分時間がかかってしまった。

今年の面接授業テーマは、「アーツ&クラフツ経済社会入門」という題を選んだ。以前放送で作った授業科目『社会の中の芸術』の続編という趣向だ。今日参加した学生の中にも、有難いことにこの以前のテキスト「社会の中の芸術」を持ってきてくださった方が複数いらっしゃって、この授業の影響がまだ消えていないことを喜んだのだ。

Img_0927 わたしにとっては、クラフツ(工芸)という少し専門の領域を広く取ることになるので、かなりの「力仕事」が必要だという位置付けの授業だ。現代社会において、「クラフトが経済として成り立つのだろうか、成り立つとしたら、どのようなことが条件となっているのか」ということが聴きどころだ。わたし自身にとっても、どのような展開になるのか、興味津々のテーマであることは間違いないところだ。

Img_0928 グループ討論も計画しているので、あまり多くない方が良い。できれば、10名ちょっとの程度になってくれれば、と考えていたら、思っていたよりは少し多かったが、1グループ増やす程度だったので、胸をなでおろした。授業は順調に進み、まだ空が明るいうちに今日の分は終わりとなった。

Img_4074 山形学習センター所長のS先生に山形市の成り立ちを教えていただき、城下町であるにもかかわらず、七日町や十日町などの市場の立つ日が町名になっていて、商業の街であることを認識したのだった。それで、繁華街はこの七日町の方であり、駅からはバスにちょっと乗るほどの距離がある。

Img_4073 早速、授業の後、歩いてみた。やはり、距離があったが、ちょうど授業の教室から一日中出ることがなかったので、気分転換になったのだった。そして、今日も「フォーラム」へ寄って、ウディ・アレン監督の映画「教授のおかしな殺人妄想(原題:Irrational Man)」を見たのだった。

Img_0908 物語は、アレンらしい内容だ。天才的な哲学教授が生きる意味を求めて、「完全犯罪」の殺人を犯すことで、結局は身の破滅を導いてしまうというものだ。非理性的なことを理性的に計画した途端に、非理性的な結末を迎える、というアレン特有のカントやヘーゲルまでも持ち出して、多才なおしゃべりを挿入させている。いつもながら、諧謔や皮肉や逆説に満ちた映画だった。アレンが好きな方でないと、この笑いどころがわからないだろう。世の中は、非理性的な謎に満ちているのだ。

この頃になると、一日中講義で立って喋っていた体力的な問題が生じてきて、ようやく宿泊所に帰り、早めにベッドに入り、体調を整え、最終日の講義に備えようという気になってきたのだった。

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プロフィール

  • 坂井素思
    放送大学教員で、社会経済学領域を研究しています。