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2016/04/23

卒業研究ゼミナールが始まる

Img_4033 今年度の卒業研究ゼミナールが東京文京学習センターで始まった。初対面にもかかわらず、皆さんがかなりのボリュームのあるレジュメを切ってきて、濃密なゼミになる予感を充満させていた。

東京のSさんと名古屋のKさんは昨年度からの継続なので、昨年度の総括をすれば、かなりの時間を取る発表になることは予想されていたのだが、新たに加わってきた岐阜のOさん、東京のKさん、神奈川のSも、このゼミが始まる前から、意欲満面の様相を呈していて、議論が期待できそうな雰囲気がこの第1回目からして作られていた。

Img_4032 もちろん、皆さんともに、不安がないわけでは決してない。卒業研究でもっとも困難さを感じるのは、時間だ。4月から始まって、11月の上旬には提出ということだから、実質7ヶ月で1本を書き上げなければならない。初回の論文なのだ。かなり蓄積を持った人でも、7ヶ月の猶予しかないと言われたら、尻込みしてしまうほどの集中した作業量を要求される。もっとも逆に、7ヶ月しかないと考えれば、それなりの諦めがつくから、どの程度の文献を読み、どの程度の分析を行い、どの程度の結論を導くのかが、最初から計算できるというメリットがあるのではないかと、気安めを述べるしかなかったのも事実だ。

Img_0732 今年度もたいへん興味深いテーマを持ち寄ってくださった。神奈川のSさんは福島の工芸運動についてであり、わたしの現在のテーマと重なるところがかなりありそうだ。東京のKさんは、社会はどこに存在するのか、という根本的な問題で議論が沸騰しそうだし、さらに岐阜のOさんは家庭ゴミ処理という極めて現実的な問題である。とにかく、スタートを切ったということで、気分を新たにして取り掛かっていただきたいと考えている。修士課程のゼミナールとは、かなり雰囲気の異なる、しかしながらもしかすると、少人数のメリットを生かして、大学院ゼミに優るかもしれない議論中心のゼミナールになるかもしれないという可能性を感じさせる、今日のゼミナールだった。Img_0733 帰ってから、キャンパスネットワークに設けた卒研ゼミナールの掲示板を見ると、すでに皆さん2、3回の書き込みを行って、スタートと同時にすでに活発なコミュニケーションを取り合っていたのだった。

Img_0734 ゼミの後、久しぶりに横浜の中華街へ出る。娘と会う約束をしていたのだ。娘の使い古したパソコンを譲り受けて、新たに再生しようという趣旨だったのだが、それは後にして、とりあえず空腹を満たそうと街へ繰り出した。このところ、娘は中華街に凝っていて、本通りを外れた、際どく旨い店を何軒か開拓していた。その中の一軒で、ワンタンの専門店というのがあって、そこへ入った。Img_0736 今日は土曜日だったので、本通りや市場通りなどは、歩くのもままならないのだが、関帝廟通りのこの店あたりにまで来てしまうと、人通りもその半分以下となる。店を知っている人びとしか訪れないという雰囲気が伝わってくる。

ワンタンと言っても、すべてスープのワンタンというわけではなく、餃子のような焼きワンタンや、蒸しワンタンなどがある。Img_0737_2 また、中の具が豚肉であったり海鮮であったりして、それなりにバリエーションがあり、わたしたち日本人の観念を上回る上海料理になっていたのだった。Img_0737 このような専門店には、ワンタン以外にも変わった種類のメニューが用意されていて、その中から、冷菜の「冷茄子」をとった。写真でわかるように、茄子が主体であるが、下に敷いてあるトマトとタレが効いている。そして、ワンタンとの組み合わせが絶妙な料理だった。紹興酒を飲みながら、ワンタンと冷菜というのも、悪くないのだ。

Img_0742 娘は来週始まる連休を利用して、モロッコへ行くそうだ。砂漠の中をバスと借り上げ自動車でドライブするコースを辿るらしい。外人部隊かカスバの写真を撮ってきて、と映画を思い出すようなレトロな物言いをしたら、それはアルジェリアじゃないのかと言い、さらにカスバが何なのかわかったら撮ってくる、と相変わらず高飛車なのか謙譲なのかわからぬ応答が返ってきたのだった。

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  • 坂井素思
    放送大学教員で、社会経済学領域を研究しています。