« 母から離れること | トップページ | 島根学習センター面接授業の二日目 »

2015/06/27

松江に来ている

Img_0616 昨夜、空港から松江駅へリムジンバスで着く。朝日町通り、寺町、天神町通りを辿って宿へ向かう。大橋南詰から北詰へ渡る頃には、晩春の嵐が吹き荒んでいて、橋の真ん中あたりで、土産の入った大きな袋があやうく吹き飛ばされ、湖水から上がってくる川に落ちそうになった。Img_0467_3 袋だけが大きいだけで中身が小さいからだが。宍道湖からの風が強く、中の海を結んでいる大橋川の水嵩が高く、唸っている。山国に育ったわたしには、めまいのするような、水量の豊かさだ。

Img_0526 毎年6月には、わたしの面接授業が計画されており、土日ごとに、日本中を飛びまわらなければならない。それで今回、母の看病・介護も妹や妻に頼むことにしていて、何かあっても介護のほうの中断やむなしと考えていた。不測の事態が起こった場合にも、予定通り仕事を行うことにかねてより決めていた。それで昨日、葬式の準備を早々に済まして、つまりは親不孝を顧みず、告別式を先送りしたのだった。Img_0469_2 偶然にも、母の仕事仲間だった方々が他界した当日に、病院に見舞いにきて、そのまま対面するために家へ寄ってくださったりしたということもあった。けれども、母の霊が三途の川を渡るまで、まだ中空で暇だろうから、島根へ一緒に行こうと誘うことにしたのだ。

Img_0480 島根城地区と町家地区を結んでいるのが、宿の真下に見えるこの大橋なのだが、これを北から南へ渡って、150メートルほど行くと、放送大学島根学習センターが入っている、松江市生涯学習センターのスティックビルに至る。Img_0473 すぐ隣は、もう寺町で、大きな寺院が並んでいる。このビルの3階と4階に講義室と事務室があるのだ。40分も前なのに、すでに学生の方が数名、席を占めていた。学習センター所長のS先生は、美術教育が専門の元島大の先生だ。講義が始まる前に、わたしの紹介を丁寧に行ってくださった上に、そのあと講義室に残っていただいて、受講生を前にして、わたしの質問にも答えていただいた。たいへんお世話になってしまった。


Img_0478_2 最初に、自己紹介をかねて、現在なぜ働いているのか、労働目的を受講生に聞いた。このとき、何人が自ら手をあげるかで、その地域の勢いがわかるのだ。松江の受講生には、女性主導の勢いが前面に出たと思われる。あとは順調に推移した。

Img_0501 昼は一階にあるMそば店にて、おろしそば。学生のかたと同席した。話していたら、やはり珈琲が好きであることがわかったので、明日以降の珈琲調達のために、場所をいくつか教えていただく。それにしても、出雲そばの特徴は聞いてはいたが、想像以上で、このヌターっとした感触が好きな人しか、この味はお勧めできない。この食感と似ていたのが、夕食で取った魚だ。これはちょっと賛同を得られる人は、それほど多いとは思われないが、魚の「のどぐろ」だ。あぶらが乗って、とろりとした感触が、やさしいのだ。

Img_0504 宿へ帰る途中、昨年新しくオープンしたばかりの自家焙煎の店Iで、「コスタリカ」を飲む。苦味を強調して、コスタリカ本来の酸味が抑えられていたが、苦味がこの店のカラーなのだろう。講義の興奮が、苦味で覚めていくのを感じつつ、飲んだ。Img_0502 さて、母の霊はどの辺を舞っているのだろうか。たぶん講義を聞いても面白くないと思われるので、島根の神々の間を訪ね飛んで回ったのだろうか。出張にお付き合いいただいて、ご苦労様。

« 母から離れること | トップページ | 島根学習センター面接授業の二日目 »

旅行・地域」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/173786/61821820

この記事へのトラックバック一覧です: 松江に来ている:

« 母から離れること | トップページ | 島根学習センター面接授業の二日目 »

社会経営研究配布中

  • 2015study

社会経営ジャーナル配布中

  • 2015journal

開いている講義    「社会的協力論」

  • cooperation

「音を追究する」第13回・第14回

  • art

「多様なキャリアを考える」第2回・第3回・第4回

  • cooperation

「グローバル化と私たちの社会」第11回

  • cooperation
2017年3月
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31  
無料ブログはココログ

Recommend

プロフィール

  • 坂井素思
    放送大学教員で、社会経済学領域を研究しています。