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2014/10/04

博士後期課程が始まった

雨の予感あり。台風が来ているそうだ。大学院博士後期課程が4日のオリエンテーションからスタートした。4日には授業も行われた。新入院生は、放送大学での「社会人研究者」として、博士論文を目指すことになる。放送大学大学院は博士後期課程の第1期生を迎えた。生涯学習の新たなステージに挑む、というふれ込みで、これまで計画を練ってきた。大学の中では、10年越しの懸案だった。

振り返ってみると、放送大学のような「生涯学習」の機関で、高等な教育が本当のところ必要なのだろうか、また教養教育に「高度な」という段階は、存在しうるのだろうか。学部設立当時にも問われたものだが、博士後期課程の設立でも、このような学部の時と同じような問いかけが行われたのだった。

博士後期課程の1年次には、何と授業・講義が組まれていて、ふつうの博士課程と異なるチーム制による学生への取り組みが行われることになった。もちろん、主たるメニューは主指導教員による論文指導が中心なのだが、それ以外に専門の異なる教員が講義を受け持つのだ。今日は、その第1回目で、「特論」と呼ばれる課程が行われた。

特論では、十数人の先生方が、次から次へと、新入の院生たちへ講義を行うのだ。わたしは、言い出しっぺの責任上、先方を受け持つことにした。政治学・国際関係論志望の博士学生たちが対象だったので、経済学のそのままを話しても、本人たちがつまらないと思い、社会科学の質的研究法に関する近年の議論について、テキストを参考にして、学生たち本人の論文構想を交えながら、話をした。たいへん反応の素早い方々だったので、楽しい3時間を過ごすことができた。

いわば、ジェームス・ボンドやバットマンのような感じといえば、良いのだろうか。最新兵器や最新自動車・機器をずらっと並べて、「さあ、これで行ってらっしゃい」と送り出したような、気分だった。どのような最新兵器・機器だったかは、企業秘密だが、「直ちに論文を書きたくなってきた」と言ってくれたので、一応論文を書く旅路へ向かって、餞が無事出来たのではないかと、喜んでいる。

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プロフィール

  • 坂井素思
    放送大学教員で、社会経済学領域を研究しています。