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2014/05/16

偶然ばったりと

Img_5920 偶然、ばったり遭うということが重なる日がある。妻は、家から買い物に出ると、必ず会う特定の人がいて、それで本来子育ての時期だけの友人で縁のなくなる人も、立派に継続されているのは、見事な関係であると思っていた。コミュニティの空間というのは、本来このような機能が存在しているはずのものであり、いわゆる「シュムーザー」という人びとが存在しており、コミュニティではこのような特定の人に会うのであれば、生活のパターンが同じであるから、むしろ遭って当然であるといえよう。

Img_5932 わたしの場合には、神奈川、東京、千葉を単なる経路でいつも行ったり来たりしているので、偶然ばったりということは極めて珍しい。心理的には、もしそれが起こったらほんとうにばったりという感じになる。広域のシュムーザーは存在しない。

Img_5949 それで、今日は3回ものばったりがあって、こんな確率はきわめて低い。最初のばったりは、K大学で講義が終わったら、半年に一度お世話になっているF先生から声をかけられた。それで、今度横浜本郷台の公開講座で楽しい話をするのだと、写真にあるチラシを見せていただいた。移民論を専門にしていて、今回は幕末期に蒸気の外輪船で米国に渡った人びとについて、話すのだそうだ。わたしたちが知っているのは、有名な岩倉使節団くらいなのだが、かれらは一等船室で、じつは三等船室にはいろいろな目的の人びとが乗っていたらしい。とりわけ、移民の動向は興味深いそうだ。近年、当時の米国の立場を日本が担うようになってきている。エコノミークラスに乗って、日本にやってくる準移民の人びとは、当時の日本人と同じような問題を抱えていることが想像できる。時間が許すならば、ぜひ聴講したい講座だ。

Img_5939 講義のあと、千葉へ移動するので、東横線に乗って出口近辺に立っていた。自由が丘について、ドアの外を眺めていたら、第2のばったりの遭う。数年前に放送大学を定年で退職なさったK先生が、ご夫婦でホームからこちらをみて微笑んでいた。放送大学ではわたしの千葉学習センター担当時代にK先生が学習センター所長をなさっていて、たいへんお世話になった。とくに、卒業式では流暢な弁舌で、式辞を述べられていて、楽しい思い出がたくさんある。また、現在でも、修士課程修了生のOB会を主宰なさっていて、早い段階から研究誌を発行なさっていて、すでに10年近くになるのではないかと思われる。電車のホームという場所は、忙しく通り抜けてしまうので、ばったりの機会としては極めて珍しい。

Img_5916 きょうは、母の家へ泊まるつもりで、電車をおり、家に向かって歩き始めた途端に、第3のばったりに遭遇した。母がいつもお世話になっているHさんご夫婦だ。買い物の途中らしかったが、お元気そうでなによりだった。すでに陽は傾いて、今日一日も修了しようとしているのだが、太陽と同じように、表に出ていれば、このような遭遇が重なる日もたまにはあるだろう。それに、このようなばったりがなかったならば、外に出たいという意欲も無くなるだろうと思う。

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プロフィール

  • 坂井素思
    放送大学教員で、社会経済学領域を研究しています。