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2013/12/17

夕方に卒業審査で、鹿児島へ

1217 午後の飛行機で、鹿児島へ行く。鹿児島学習センターで、卒業論文の審査だ。今年一年間、Web会議システムで辛抱強く、卒論ゼミに参加して来た、Iさんが最後に頑張って仕上げてきたのだった。

1217_2 後学のために、披露すると、卒業論文の書き方には、学生方のそれぞれの個性が反映されるのを見る事ができる。放送大学の学生に多いのは、やはり「コツコツ型」で毎日少しずつ原稿を書き重ねる。最後にそれらを集成して、論文に仕上げるタイプだ。これと正反対なのは、「イッキ型」で、最初はあまりコツが掴めないらしく、ものにならないのだが、最後になってくると、爆発的に自分の文体を身につけはじめるタイプだ。

1217_3 コツコツ型は、ワープロ・パソコンがこれほど普及する以前から、存在していて、手書き時代にも存在した。原稿用紙が毎日毎日貯まっていくのを見る事ができる。これで、最初の「問題提起」から「結論」まで、文脈が一貫していてすっと繋がるということがうまくいけば、かなりの処まで進む事ができるはずだ。イソップの「アリ」さんの勤労型がこちらへ分類されるだろう。これに対して、同じくイソップの「キリギリス」さんの快楽型がイッキ型に属する事になるだろう。

1217_4 つまり、イッキ型は、気まぐれとまでは言わないが、予想がほとんどつかないタイプなのだ。それで、表に現れないままに消えてしまい、途中で終わってしまう方もいるし、しかし中には、爆発的な猛チャージを見せるのだが、時間切れになってしまう方もいる。なかなか爆発した成果を最後まで維持する事はできないタイプなのだと思う。つまり、イッキに到達するというのは、至難の技なのだ。かく言うわたしも、いつもコツコツ型とイッキ型の中間でどちらへ行くのか、直前までわからないのだ。

1218 だから、学生の方がたへは、どちらのタイプなのか、自分で見極めて、自分のペースでやってほしい、とわたしは言っている。それはどちらのタイプなのか、外からはなかなか見分けが付かないからである。もしわかっていれば、それなりの脇からの助言を惜しまないつもりだが。

Iさんは、典型的なイッキ型で、ほんの数週間前までは、自分の文章は書いていなかった。ところが、みるみる内に、自分の文体を獲得して、それからメキメキと文章を伸ばしてきている。どれくらいまで伸びたのか、最終結果がたいへん楽しみであったのだ。

1218_2 学習センター所長のS先生にも、審査をお願いして、十分に質疑応答が行われたのだったのだ。そして、無事に合格内定が決まった。これで、今年度卒研審査にかかったわたしのゼミの全員が合格内定となった。(内定という文字が付くのは、今後正式決定が大学の委員会にかかってからであるからだ。)いずれにしても、おめでとうございます。

1218_3 一緒に審査に加わっていただいた、S先生は、当地出身ではないが、鹿児島大学へ移ってから、サツマイモの研究に没頭して来た先生だ。審査のあと、芋から焼酎まで、たっぷりとお話をお聞きする事ができた。つい話が面1218_4 白くて、お引き止めしてしまって、最後のコーヒーは、以前にもはいったことのある、Lでキリマンジェロを飲む。

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  • 坂井素思
    放送大学教員で、社会経済学領域を研究しています。