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2013/11/01

新たな二つのこと

Ssg9thesis2 この期間、わたし自身にとってはかなり新しいことと思えることを二つ始めた。一つは、雑誌の発行者となることで、もう一つは、ラジオ授業番組のインタヴュアーになることだ。両方とも、新しいとは言っても、一年以上前から計画して準備して来たものであったのだが、やり始めてみると意外に不完全なところがいっぱい見つかって来ていて、実際にはそれほど新しいというほどのことではなく、今まで考えていたことを再びやり直しているということなのかもしれない。

Ssg9journal2 最初は編集者として認識していた。この写真がこれらの表紙なのだが、『社会経営研究』と『社会経営ジャーナル』を出したのだ。それは一年前から始まっていて、放送大学の修士課程が10年間を過ぎ、修士修了生の方々の「場(place)」というものが必要ではないか、と思うようになっていた。だから、雑誌を作ろうと呼びかけた時には、「社会経営研究」の原稿を修士OB生たちから集め、さらにその原稿を査読するところまで行うのは、編集者の役割だと思っていたのだ。

ところが、編集が終わって、この雑誌を発行する段になって、「発行者」の役割は誰だ、とOさんが問うた時、雑誌を出すという役割の重要性を理解したのだった。英語でパブリッシュpublishというのは、まさに公にするという意味で、どこまでできるのかはわからないが、この雑誌を形にして押し出すことを試して見たいと考えたのだった。現代において発行者とは何だろうか。電子出版なので、ワード文書で集めた原稿を、iBook 形式とPDF形式の電子書籍に変えて発行する、という意外に手作り的な作業なのである。こんなところで、まだほんとうのことはまったくわかっていないのだと思われる。手作業が伴う、「電子出版の発行者」という仕事は、じつはたいへん気に入っている。もっとも、現在のところは、電子書籍として「発行」しただけで、まだ公に押し出すところまでは、うまくできていないのが実情だが。

ぜひ、次のところから、ダウンロードして、修了生たちの意気込みを感じていただければ、と考えている。申込者が16名で、実際の提出者が12名で、さらに掲載者が8名であるところから、厳しかった編集過程のあったことを推察していただけるだろうと思うし、編集委員会一同これで満足しているわけではなく、反省すべきことが数多くあり、もっと良い雑誌にすべく来年度も頑張ろうと互いに喋り合っているところなのだ。

http://u-air.net/SGJ/

もう一つのラジオ番組のインタヴュアーの方も、じつは苦戦しているのが実情だ。相手の方がたは素晴らしい経験を持って方々なので、いかにしてそれをうまく聞き出すのか、日夜夢にまで人びとが現れて、健闘しているというところなのだ。先日、昼飯にいつも行く中華料理屋H店で、この3月まで放送大学の広報アナウンサーだったSさんと、広報のRさんと一緒になった。そのときにプロの技を伝授してもらったので、それでちょっと気分が軽くなって、壁となっていた枠を取り払って、聞きまくっている。実際の時間は、15くらいを予定しているのだが、いつもだいたい3倍くらいの分量になってしまっている。

インタヴューの方の感想として、世の中は多様性を発達させている、ということだが、実際のインタヴューでは、これらの話をまとめていかなければならないという制約があり、この制約の方で困ってしまっているのだ。面白い話が多すぎて、どこを切ろうか、いつも迷っている。その結果、いつでも時間が超過してしまっている。

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プロフィール

  • 坂井素思
    放送大学教員で、社会経済学領域を研究しています。