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2013/06/09

路面電車で通勤

0609 朝の6時から、日曜市が追手筋であるというので、出かける。この大量な野菜や果物群をみて、ここが豊かでないという人はいないだろう。0609_2 高知県は日本の県別にみて、一人当たり所得が、現在最低水準にあるのだが、この豊かな日曜市をみて、だれがそれを信じるだろうか。この時期の大根の多さ、梅の大量さ、小夏の彩りなどなど。0609_4 途中、雨が降ってきたので、早々に引き上げたのは残念だった。高知大学行きの路面電車では、学生の方と一緒になった。

さて、0609_5 高知学習センターの面接授業が、夕方には終わった。学生全員の方々が発言し、しかもレポートを二回仕上げ、なおかつ、質問が数十回行われたという、かなりハードな内容の面接授業だったと思う。自己満足のように聞こえてしまうかもしれないが、しかしながら、みなさん熱心にこちらの問いかけにも答えてくださり、思っていたそれ以上の、成果の得られた授業だった。

0609_6 このように書いてしまうと、ハードさだけを強調しているようにみえてしまうが、そうではなく、今回は学生の方々からいろいろな面白い疑問符の言葉が発せられて、0609_17 それはよろよろだったけれども、かなりのところまで深く議論できたと思う。お世辞だろうけれど、明日の仕事の打ち合わせのヒントが見つかった、と言ってくれた学生がいたりして、何んとか筋道をつけることができて良かった。

0609_7 毎回、なにかしらのこのような計算できないフィードバックがあるから、面接授業は止められない。この性質は、それぞれの地方の固有性にも関係しているのではないかと思えるほど、それぞれの地域ごとに反応が違うから、これがたいへん不思議なところである。自然科学のように、真理のみ?を取り扱うのではないから、このような違いが社会科学では許されるのだと思われる。

0609_8 Aさんの言うことと、Bさんの言うことが違っていても、それぞれが真理であるのが、社会科学の特徴だ。あるいは違っている方が授業としては、議論が成り立つので、かえって行いやすいとも言えるかもしれない。0609_9 今日の授業の中でも、ひとりの学生のかたが、外国人労働者へ介護サービスを開放すべきだ、という意見をいったところ、さっそくおそらく看護師を職業としていると思われる方からの反論が帰ってきた。このような議論が実体験の素地の上で、成立してしまうのが、放送大学の面白いところであり、かつ、恐るべきところでもある。

0609_10 たっぷりと、今回は学生の方々の考えを聞く時間を取った。それで、最後は時間がやはり足りなくなってきてしまったのだった。授業の結論を述べると、ちょうど時間となってしまった。いつものように、丁寧なお礼の言葉が発せられ、拍手とともに、めでたく面接授業を終えたのだった。帰りの飛行機の中で、書かれたレポートを読むことを約束した。

0609_11 帰りも、「とでん」の路面電車に揺られて、オマチへ出たのだった。この言い回しは高知大学の学生の言い方なのだそうだ。学習センターがある、この高知大学のあるところは、日本軍の練兵場跡で、正門のそばに植えられている栴檀の木がそれを継承しているらしい。朝、学生の方と電車が一緒になり、教えられたことである。この枝振りの素晴らしいこと、この上ないのだ。横にずっとのびる様は、講義でずっと言ってきた、横型組織の様子を伝えているようで、まだ面接授業での興奮が覚めないでいることを知った。

0609_12 路面電車では、すこし早いとは思ったが、夕飯の場所を散策して歩いた。その折、高知学習センターの事務長さんから教わった、自家焙煎の店「B」に伺って、浅入りのキリマンジェロを注文する。仕事の後のコーヒーは、格別の味がするのだ。また、写真に写っているカップが素敵で、聞くと、やはり砥部焼きなのだそうだ。

0609_14 食事は、結局のところ、味で選ばず、ゆったりと長居出来るところを選んだ。前から気になっていた、「M」で食事をし、そのあと、ケーキセット食べることになった。0609_15 モカロールが美味しかった。この店名は、ゲーテから取ったものであろう。店の壁にも、庭にも、店内の至るところに、0609_16 その形跡を見つけることができた。最後の閉店まで、粘ってしまったのだった。

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プロフィール

  • 坂井素思
    放送大学教員で、社会経済学領域を研究しています。