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2013/03/10

学習センターの「多様性」はいかに可能か

0310k 神奈川学習センターの年次例会となったK-サポート発表会と、歓送迎会が行われた。新旧の学習センター所長と、新旧の事務長が同時に変わるというので、学習センターにとっては、大転換の季節となった。本部所属となった、わたしの出席するのもおかしなものだが、開所以来の付き合いということで、特別に呼ばれていると勝手に思っている。学生の方々には、また神奈川学習センターへ戻ってくるのですか、などとお世辞?に言ってくださる方もいて、実際のところ、呼ばれてたいへんうれしい限りだ。

0310k_2 今日感じたのは、学習センターの「多様性」ということだ。ここ数年にわたって、このサポート参加者は、最初はかなり限られた学生の方々と一緒に行い、つぎにそれを上回る人数の方々が加わり、そして最後はすべての学生の方々へ向かって、この多様性が広がってきたのだ。その最初の限られた学生というのは、どこの学習センターにもある同好会を母体としていた、だから今でも同好会の協議会というのと、0310k_3 このK-サポートとの関係は不分明ではないかと思われるのだが、そんなことはどちらでも良いだろう。実質的な活動がどんどん成立していけば、問題はない。いずれにしても、学生たちの活動の幅が広がったことは間違いないし、この「多様性」のあり方がたいへん良いものであったということも間違いないだろう。

0310k_4 たとえば、今日報告されたなかに、小さな組織というものの多様性のあり方が示唆的だった。それはわたしも属していた、K-サポートの「地域貢献グループ」のあり方だった。このグループは、Fさんを中心に活動を続けてきて成功した例の一つだ。それは、とくに11月に催されるウォーキング会に特徴がある。昨年には、100名規模の参加者を数えた。これに対して、今回このグループは、参加者の数を5分の1程度に制限したいと提案したのだった。それはもともと地域中心の小さなコミュニケーションを成り立たせようと活動を計画してきたのであり、規模が大きくなることが目的ではないからだ。たくさんの人が参加するから成功しているのではない、という主張には観るべきものがあると、思ったのだ。

0310k_5

実質的に、道路を歩いていくのに、10人くらいの10グループが列をなしていくのは、安全面や管理面から無理があるらしいのだが、それ以上に、少人数で行うことに意味があると、わたしは思う。実質的に3~5人のグループで、相互の意思疎通が可能になるだろう。この対話の規模を考えるならば、やはり100人という数字は大きすぎると思われる。結局のところ、人々のコミュニケーションを成立させることが、ウォーキングでは最終目標なのだから。

というように、何が成功の目安になるのかは、現場の判断がものを言うということであり、さらに人々の重なりを増すような「多様性」のあり方が問われていると思われる。

0310k_6 発表会が終わってから、歓送迎会は関内の立派なパーティ会場に場所を移した。ステージがあって、そこにあがると、照明がとてもきついのだが、何かしゃべらなければならないという気にさせる場所を保証している。そして、何かこれまで小さいことは良いことだ、と話していたのに、急に大きな場所に連れてこられてしまった、とちょっと思ってしまった。それにしても、K-サポートのKさん、同窓会のKさんをはじめ、数十名の方々に感謝したい。それから、こんなに大勢の写真を取ってくださった、いつもカメラマンに徹しているKさんにもお礼申し上げたい。米粒ほどの顔になってしまって失礼かもしれないが、かえって肖像権が消えてよいのかもしれない。全員の写真を掲載させていただくが、大方の許しを乞う次第である。

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  • 坂井素思
    放送大学教員で、社会経済学領域を研究しています。