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2013/02/01

「キーボード」と「醤油瓶」

0202「キーボード」と「しょうゆ」という取り合わせが面白かったので、へえーと思っていたら、へえーどころではなかったらしい。妻が言うのだ。キーボードが醤油瓶を倒したのだ、と。

これ以降、時間の無駄遣いになるので、御用とお急ぎでない方のみ、付き合っていただければと思う。なぜキーボードとしょうゆとの組み合わせが面白いのかと言えば、ちょっとシュールだな、と思った次第だ。「手術台の上のミシンと蝙蝠傘」ほどではないにしても、これらが隣り合わせでおかれている場面が想像できないからだ。

もともとキーボードは、わたしの部屋の仕事机の上におかれていて、それは二階にあったのだ。そして、醤油瓶は当然台所にあり、両者が出会う場所は我が家には、本来なかったのだ。それでは、なぜキーボードが醤油瓶を倒したのかといえば、たまたま隣り合わせになって、夜中に何らかの力が加わって、ずれたのだ。世の中で、ズレほど恐ろしいものはないのだ。

その昔であれば、パソコンなどは使わなかったので、緊急時にテーブルを使ったとしても、本と原稿用紙と鉛筆があればよかった、ところが、いざ忙しくなってくると、ついつい食卓にまで、パソコンを持ち込んで、居間は急拵えの仕事場と化してしまうのだ。それも、この一年は常駐化している。ノートパソコンであれば、キーボードはいらないはずなのだが、やはり老人には、大きなキーボードが必要になってきているのだ。

話をして見れば、本人にとっては合理的な理由のように思える。けれども、少し謙虚になって、家族の意見を聞いてみると、キーボードに醤油瓶はちょっと許せないらしい。老人性の病気にはなかなか数えてくれない状態が続いている。これじゃ、落ちがないじゃないか、と言われる向きがあるだろう。キーボードが醤油瓶を倒すと、それも夜のうちに倒されると、テーブルの上と下がどのような状態になっていたのか、想像することをほんとうのところオススメしたくはないのだ。

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  • 坂井素思
    放送大学教員で、社会経済学領域を研究しています。