« 夜の自分と、昼の自分とがループしていたらどうだろうか | トップページ | 白川沿いを散歩して、図書館へ向かった »

2013/01/13

京都女子駅伝の走る街で、大学院ゼミを行う

0113昨年に引き続き、今年も同志社大学のN先生に無理を言って、大学院ゼミナールの会場をお借りした。NHK日曜ドラマが同志社大学創始者新島襄の妻、八重を取り上げているので、たいへんタイミングがよい。けれども、昨年もそうだったが、この同志社大学本部地区は本格的な工事に入っていて、工事用の垂れ幕で覆われている建物が多かったので、撮る写真が限定されたのは残念だ。0113_2ゼミは、工事の校舎を避けて、弘風館のK22教室で行われた。

今日は、京都女子駅伝の開催日なので、ゼミが開催される大学前を、ランナーが通り過ぎるらしい。沿道の両側に旗が添えられていた。放送大学では、教員は大学院の「研究指導」を行うことになっている。0113_3ところが、放送大学が通常の大学とたぶん、相当異なるところがある。もちろん、先生方は、通常の指導をかなり上回る努力をなさっていることは間違いないのだが。0113_4今回のように、大学院生たちを京都に集めて、みんなで議論を闘わせることに、どのような意義があるのだろうか。あとで見るように、社会人ゼミナール特有の効果があると思われる。経験を積んだ人びとが集まっているために、実社会の経験的知識がゼミの議論に加わる効果があるように思われる。

0113_5ゼミの議論のほうは、今年の参加者の人数が絞られていたこともあって、たっぷりと時間が取られたことがよかった。議論の重ね方が重要で、特殊なテーマの場合には、どうしても学生と先生とのやり取りに終始してしまう。けれども、今回は、時間の制約もあまりなかったことが幸いして、学生同士の議論が見られ、興味深い観点が得られた。「ゼミナール外部性」と、ここでは名付けておこう。通常の講義でのクラス外部性に、プラスαがあって、転地して時間が重ねられる効果が働いているのだと思われる。

0113_6この時期に修士論文で、心しなければならないことは、論文の中心を定めることである。定まらなくても、だいたいの見当をつけることが出来ることが必要である。歌手が練習で歌うのと異なって、指名されて、会場で歌う時には少し違った力が出るものである。この土地での独特の雰囲気をうまく掴んで、みんなから望ましい考え方を引き出したら、遠隔地ゼミは成功であると言えよう。

0113_7もっとも、じつは中心を定めてからが、結構長くて、最終的な論文まで持ってくるには、もう一つ努力が必要なのだが、それは実際にやってみればわかることだろう。

時間が余れば、T先生か、わたしかが話題提供して、ゼミと懇親会の間を埋めよう、とT先生と話していたのだが、結局は時間が足りないくらいの時間になったのだ。0113_8懇親会は、道路を隔てたイタリアンの学食、といっても学食からはかなりイメージは離れていて、高級イタリアンの店という雰囲気のところなのだが。ここの前でみんな一緒に撮った写真があるので、あとでメールに添付して送ることにする。この写真を見ていると、ほんとうに誰が先生なのか、まったくわからないのだ。議論のあとに、このような美味しい食事をして、酒も飲み放題だということで、京都でゼミを行う意味が、ここにもあると言えよう。

0113_9少し甘口のグラスワインを何杯か重ねるうちに、会も最高潮に達することになった。S先生、A先生に引き続いて、最後は、辛口の批評を旨とするT先生が引き締めて、懇親会を終えることにする。

0113_10KさんとMさんと一緒に、出町柳へ出る。すでにワインの酔いが回ってきていたが、今日最後のコーヒーは、名曲喫茶「R」でゆったりとした二人がけのシートに座って、0113_11大きなスピーカーを前に飲んだ。音楽は、ガーシュインの「パリのアメリカ人」がかかっていた。

« 夜の自分と、昼の自分とがループしていたらどうだろうか | トップページ | 白川沿いを散歩して、図書館へ向かった »

大学関係」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/173786/56599536

この記事へのトラックバック一覧です: 京都女子駅伝の走る街で、大学院ゼミを行う:

« 夜の自分と、昼の自分とがループしていたらどうだろうか | トップページ | 白川沿いを散歩して、図書館へ向かった »

『貨幣・勤労・代理人』(経済文明論)

  • “「貨幣・勤労・代理人」"

社会経営研究配布中

  • 2015study

社会経営ジャーナル配布中

  • 2015journal

開いている講義    「社会的協力論」

  • cooperation

「音を追究する」第13回・第14回

  • art

「多様なキャリアを考える」第2回・第3回・第4回

  • cooperation

「グローバル化と私たちの社会」第11回

  • cooperation
2017年10月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31        
無料ブログはココログ

Recommend

プロフィール

  • 坂井素思
    放送大学教員で、社会経済学領域を研究しています。