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2012/01/09

京都人にはアンチ観光イズムがないのが不思議だ

Photo_25合宿の二日目である。外に出ると、この寒さの中、朝早くから観光客が街を散策している。自分がよそ者であることをすっかり忘れ、かつてベネチアで出会った、アンチ観光イズムが京都人にはないのかが不思議だとも思った。もっとも、わたしが関東在住なので、幸いにもそのような動きに出会ってないだけのことかもしれないが。

大阪出身の先生方に聞くと、それがイケズの本質だという、京都人は使い分けが上手いとのことだ、という説がある。また、京都千年の歴史がうまく融合する知恵をつけたのだ、という説もある。何れにしても、この観光客の多さをストレスだと感じない気質を、京都人は免疫として持っているということらしい。

Photo_26予定通り、午前中ゼミを行なって、二日間の幕を閉じた。学生の方から、時間が余ったら、先生方の話も行なって欲しいという要望が出ていて、T先生がそれに答えて、学生と対話しながらの参加型ショート講義を試みた。「モデルとしての現代的な発展型として、中国モデルとインドモデルとが存在すると仮定するならば、どちらのほうが妥当な発展モデルと、学生の方々は考えるか」という討論内容だった、学生の反応はほぼ半々だった。結果は2年後に開講されるT先生の授業をとっていただければ、説明されているとのことなので、参照していただきたいと思う。このような簡単な質問と対話のゼミも交えることは、このような合宿の際には有効かもしれない。

最後に、今年の夏にI先生の地元であるS県でゼミナール合宿を行わないか、という提起を行なってみたところ、数は少ないながら、賛成票が過半数を超えた。昨年の反対票の多さからすると、この変化には隔世の感がある。S県開催の可能性が出てきて、安堵した次第だ。参加者全体にも聞くことになるが、いまや「悲願」となっていたS県開催をぜひ勝ち取りたいと、わたし自身は思った次第である。どこかの都知事のオリンピック誘致活動のような様相を呈してきているな、とひとりで自嘲しきりだったのだが。

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  • 坂井素思
    放送大学教員で、社会経済学領域を研究しています。