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2011/12/17

赤い風船の行方に期待したい―発表会の提案

昨日から寒さが続いていて、外が寒いのかと思っていたら、そうではなく内側が寒いことがわかってきた。もちろん、念のために言っておけば、精神的に寒いのはいつもの通りなので気にすることはないのだが、風邪をひいて、身体が冷えているのだとようやくわかってきた。

今回の風邪の特徴は、頭痛が激しくて、つぎにお腹が痛くなるという、ウィルス系の典型的な風邪だ。今年は予感があったので、初めて大学でのインフルエンザ予防接種を受けていたのだが、普通の風邪に襲撃されるとは計算外だった。

東京文京学習センターへ向かうが、途中の東京駅で電車は事故で遅れるし、体調は悪いしと不幸が重なり、最悪の身体条件のもとでゼミは始まった。M2のUさんが特別参加していて、修士論文を提出した後なのですっきりした顔して、ゼミを盛り立ててくださったこともあって、どうにか電車が回復したように、こちらの体調もゼミナールが進むにつれて、次第に回復へ向かったのは、たいへん有難かった。

いつも身体の脆弱なところを自分自身で嘆いていたのだが、職業的義務感がこれほど自分の中に存在して、物的な身体を律することができるとは、今日のところは不可解ではあるが、自分の肉体であるとはいえ褒めてやりたい気分だ。

今年度のM1の方々は、よく言えば、などと言うと失礼かもしれないが、荒削りでかなり不確実な研究論題に意欲的かつ果敢に挑んでいると思われる。新自由主義から共同体主義まで、幅が広いし、存在論から言語分析まで奥も深い。そのためか、内容もいつになく、多岐に渡っていて、議論を行うにも気が許せない。

風船の糸をつかんでいるのがやっとで、昨日のような強い風が吹いたなら、それに乗って、あっと言う間に何処かへ飛んで行ってしまうような勢いである。修士論文を完成させるまでに、あとちょうど一年間になってきて、心配するどころか、未だ未だ発展を目指している。赤い風船の行方に注目したい。

Photo_9どうやら、演習室3というのが、定着してきている。学習センターの方でも同じゼミ室を割り当ててくれているらしい。場所は重要だと思われるので、配慮に感謝したい。今日は、栃木学習センターから、web会議でYさんが参加してきた。このシステムの成否は、音声にかかっているといって良いと思われるが、最初なかなか通じなくて困ってしまった。このストレスがなければ、web会議も良いのだが。救われたのは、Yさんの声が大きかったことだ。聞こえない時に、聞こえないと言ってもらえるとじつはほっとするのだ。絶えず通信を確認するのが、コミュニケーションにとっては重要なことを思い知った次第である。

昼食には、校門の前に昨日開店したという、軽食を出す喫茶店を試してみる。パン屋さんを兼ねており、値段も安いので、きっと商売繁盛することだろう。わたしたちにとっては、空いていることが第一条件である。ゼミナールが終了してからも再び訪れ、コーヒーを飲んでしまった。今日のように、数人がすぐに席を取れるところが、駅前にはないのが茗荷谷の悩みだったが、これで解消した。

ゼミナールは無事終わった。人数がすくないからすぐに終わるかな、と考えていたのだが、結局は十分な時間がかかってしまった。初期段階でアイディアを出し合うゼミナールは、荒っぽいが、野性的な魅力もあるのだ。

さて、ゼミナールを預かる身として、ちょっと反省していることがある。昨年は、OBの誘いがあったために、M2の方々の送り出しは行わなかった。それで、昨年のM1の方々には、中途半端な感じがあったらしい。今日ゼミに参加してきたUさんから、今年度はゼミ発表会を行うのはどうか、という提案があったので、2月にはぜひ懇親会も含めて開催したいと、考えた次第である。M2の方々、いかがでしょうか。

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プロフィール

  • 坂井素思
    放送大学教員で、社会経済学領域を研究しています。