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2011/10/01

文京での研究会

10半年振りの「比較地域研究センター」の研究会である。第三回になるが、幹事の方々も忙しい中、連絡を取り合って準備に余念がなかった。

地下鉄の中で、F氏とあって話していたら、文京での会合は初めてだということで、このゼミナールの思い出を考え直してみると、近年になってようやく東京を本拠とする様になったのであって、それまでは神奈川を中心としていたことに思い至った。

今回文京での学習センターが新築となって、ゼミをここでまた開くことができるのは、ゼミが定着する意味でも、たいへん良いことだと思われる。社会人の方々が集まるには、やはり地理的な条件は重要だと思われる。

Photo_16第10講義室は、前回の大学院ゼミナールでも使ったので、二度目だ。廊下との境の壁も、ガラス戸なので外を歩く人たちが見えてしまう。今日は、筑波大学の学生たちが多かったので、顔見知りは居なかったが、これが時間が経ってきて、顔を知った人々が、授業中に外をどんどん歩いているようになったら、どういうことになるのだろうか。それも、気にしないほど、講義に集中しなさいという、環境設計であると解釈しておこう。

さて、研究会発表のほうは、刺激的な論題が並んでいたので、活発な質問が飛んだ。今はまだ、発表会だけだが、そのうち議論が発展するような形式も試すことができるかもしれない。などという、期待を持ちながら、聴いていた。

Photo_17K氏は、SNSの最近動向を報告してくださった。Kさんは、ワーキングプア問題を、さらに、Y氏はシェアカルテルの問題を発表した。それぞれの異なる分野の問題であるが、それをすべて引き受けてしまうのが、放送大学学生の包摂力のあるところだと思われる。

終了後は、地下鉄の駅の下にある居酒屋で、意見交換会。ちょうど前の席に座ったNさんとKさんは、キリスト教に詳しいので、先日のピエタ問題についていろいろと教えてもらった。ひとつわかったことは、マリアの位置づけである。旧教では、マリア信仰がたいへん強いとのことで、その意味でも先日のような家族関係的なピエタ解釈は、意味のあることらしいとわかった。

この席で、読書会を企画していることを話し、どのような傾向の本をみんなが求めるのだろうと興味があったので、リストを示して、投票をしてもらった。純粋な経済学の本も少なからず人気があったが、今日的な高齢化や、支援学のような分野の本にも票が集まったのは、やはりご時世と言えよう。

来年の早い時期の開催を目指して、すこし調査をして、企画を練り上げることにしたい。手伝っても良いと思われる方がいらっしゃったら、加わっていただきたいと思っている。この企画も、一応、今日の比較地域研究センター内の動きだという、了承は今日受けたところだ。

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プロフィール

  • 坂井素思
    放送大学教員で、社会経済学領域を研究しています。