« 映画「うさぎドロップ」のドロップとは何か | トップページ | 経済衰退と文化の深い関係 »

2011/09/17

ゼミの新しい拠点

放送大学の東京文京学習センターが、新しくなった。元の筑波大学の茗荷谷にあった建物をすべて壊して、新しく作り直したのだ。

10月から、ゼミで使おうと申し込んでいたが、9月にも使うことができるということなので、第10講義室を借りることにした。面接授業もまだ始まっていないし、開校のセレモニーもまだなので、サークルの一部と、わたしたちのようなゼミが使っているだけである。

茗荷谷は、ひところは学生街というイメージだったが、近年大学生よりもマンション住人のほうが目立ってきた。それから、印刷工場がたくさんあった街だったのだが、それもマンションに変わってしまい、今はやはりソフト系のサービス業が多くなっているような気がする。

地下鉄の駅を降りると、二年前までは、まだ 同潤会女子アパートビルが残っていて、モダンではあったがオールドモダンの雰囲気があった。並木道もそれに似合っていたのだが、今日行ってみると、駅前のセリでた雑居ビルも、歩道分だけ退いた近代ビルになってしまった。

文京の学習センターへ入っていった第一印象は、ゆったりしているということだった。一階のエントランスには、椅子がバラバラ置いてあるだけで、何もないのだ。奥のほうには講義室があって、筑波大学の授業がすでに始まっている。また、図書室も共用で、こちらも学生がいっぱいだ。こんな一等地なのだから、ここに通ってきて図書室が利用できるのであれば、東京の学生は恵まれている。

二階は、放送大学がほぼ占有しているのかな。それでも、共用の講義室とゼミ室も申し分ないほどたくさん並んでいて、授業再開を待っているという感じだ。講義室は今流行りの、ガラス張りの部屋になっていて、明るいし、中がスケスケに見通せる。中で飲み物を飲んでいると、見付かってしまう。10月から、第一演習室から第三演習室辺りを専用に割り振られている。この小さな部屋からどのような観念や知識が立ち上がって行くのだろうか、思い描いてみた。

今日借りた第10講義室は、40人ほどの中規模の教室だが、机の配置はゆったりとしていて、廊下というのか、共通スペースの続きに設置されているので、なんとなく外から見られているような感覚をもってしまう部屋である。逆に考えれば、イベントなどのような見せる催しのときには、見栄えのする部屋になるだろう。

ゼミは、最終コーナーを回ったところだ。そろそろ、草稿の全体が見てくる学生が多くなっている。じつは、これからが論文の面白いところだ、と当事者たちは思いようがないだろうが、終わってみると、じつはこの時期に、自分の頭の中で、ぐるぐるといろんなことが回転していて、仕事場で他の人から話しかけられても、無視してしまう、心理状況にある時期だったことがわかるのだ。

という緊張感を揉みほぐすためには、美味しい物を食べるに限るので、久しぶりに播磨坂のパスタ屋さんへ、十数人で繰り出す。タイミングよく、奥のテーブルが空いていて、それぞれ好みのパスタを食べながら、雑談に精を出した。すこしは気分が晴れたでしょうか。

結局、周りが暗くなる頃、ゼミは終了して、互いの健闘を祈って散会した。

|

« 映画「うさぎドロップ」のドロップとは何か | トップページ | 経済衰退と文化の深い関係 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: ゼミの新しい拠点:

« 映画「うさぎドロップ」のドロップとは何か | トップページ | 経済衰退と文化の深い関係 »