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2009/12/25

校正に追われて

校正に追われる日々が続いている。初校は終わり、ようやく再校も終わろうとしている。

原稿を書き終わってだいぶ経つのに、すこしも忙しい感じが抜けきらない。それは昨日のように、ラジオ収録に時間が取られていることも関係しているのだが、それ以上に、校正に追われていることが大きい。

ようやく終わり間近になってきているので、忙しい感じもこれっきりですか、というところなのだが、これっきりがなかなか抜けきらないのだ。このような時間が永遠に続いてしまうのではないか、と危惧するくらいだ。

このようなときには、忙しさに身を任せて、浮遊するに限る。きょうも、校正稿を抱えて、幕張から横浜へ向かって帰り道を移動しながら、あちこちを回遊した。

といっても、最後は編集者の方へ校正稿を送らなければならないので、送るための郵便局か、速達メール便の営業所のある街で、こもってひたすら推敲するのだ。作業に入ってしまえば、数ヶ月前の頭が蘇ってくるので、たいへん懐かしい気分に満たされる。だから、校正という作業は、楽しい。

最近、幕張から横浜へ帰る道で、京葉線の新木場から臨海線に乗って、品川シーサイド、あるいは大井町へ出る道を開拓して、活用している。きょうも、目ぼしい喫茶店を見つけ、校正作業を行おうと、大井町の駅前を散策した。

メール便を送る営業所は、2箇所見つけたのだが、肝心の校正を行う喫茶店が見つからない。たいてい、宅配便の方に聞けば教えてくださるのだが、どうもあまり良い喫茶店はないらしい。珍しく機能的な街なのかもしれない。

それじゃ、というので、駅ビルへ昇って、ケーキ屋さんを物色する。結局は、最近女性が喫茶店の需要層になってきており、男性はあまり喫茶店にはたむろしなくなったのだ。だから、女性が入るようなところを見つければ、美味しいコーヒーにありつけるのだ。

あった、あった。格子の窓から、中を覗くと、ちょうど隠れ家風になっていて、長居できそうなスイーツの店である。さっそく、原稿を広げて、ケーキを食べながら、校正に入った。遠めにみても、家族連れや、女性同士のグループが多い店で、装飾の具合などからして、わたしなど場違いな感じがないことはないが、背に腹は変えられない。

ちょうど時間がよかったらしく、客がわたしのまわりだけ、入ってこなかった。落ち着いて、3時間ほどかかって仕上げる。さっそく、さきほど見つけたメール便の営業所に駆け込んで、発送する。

送ったという解放感に浸って、家に着くと、なんということか、郵便とファクシミリと、さらにパック便で、次の校正稿が届いていた。

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  • 坂井素思
    放送大学教員で、社会経済学領域を研究しています。