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2009/11/07

歩いても、歩いても・・・・・・。

Photo

今日獲得したのは、「虚ろい(うつろい)」という言葉だ。帰ってきてから、体中のあちこちが痛い。といっても病的なものではなく、筋肉痛プラス倦怠痛Photo_2あり、結局のところ、これまで運動不足で使わずに いた部分で虚血していて、そこに一挙に血が還流したため、それで体中が驚いている状態なのではないかと想像する。

Photo_3「虚ろい」という言葉は、今日のウォーキングの事前講習で、横浜国大の運動生理学のE先生が使われた言葉で、「血液がうまく循環しないこと」は身体によくない、という状態を指したものだ。Photo_4

神奈川学習センターのウォーキング会へ、リーダーのFさん、Kさんから招待を受けたので、今日はたっぷりと英気を養おうと、はりきって参加した。

ほんとうは、ボランティアの一員なので、もっと貢献しなければならなかったのだが、今年は仕事の巡り会わせが悪く、お手伝いできなかった。それでも、参加することに意義があるということで、とりあえず、本番だけに駆けつけたしだPhoto_5いである。

出発時には、気温もそれほど高くなく、しかし、空は晴れて青空が広がっていて、最高のウォーキング日和となった。学習センターの前、ストレッチ体操でひざを伸ばして、青空へ向かって出発だ。

E先生には、両手を振って、歩幅を均等に、早足で歩くように、と言われていたのだが、大岡川の並木道沿いの桜の紅葉を見ているうちに、すっかり幸福な気分になって、精神は運動よりもおしゃべりのほうへ傾く。

Photo_680名ほどの参加者があり、7班に分かれて、歩きははじめた。それで、ついつい小集団特有の、Hさんたちとのおしゃべりに夢中になってしまう。もちろん、要所要所でのリーダーの歴史解説はたっぷりとお聞きした上ではあるが・・・。

Photo_25 昨年のウォーキング終点の大通り公園は、ことしは中間点くらいにあたり、これを過ぎてからも、かなり歩いた。公園では、ちょうど職人の方々が実演を行っていて、木工のところでは、使い古された道具が飾られていた。作りたてのブックエンドが売られていて食指が動いたが、H先生の共感を得ただけで我慢した。

Photo_10歴史はいよいよ明治時代の「関」の内に話は進むことになる。写真では、遠くにちょっと見える横浜市庁舎があるが、ここには地域の魚市場があったらしい。さらに石川町の手  前には、製鉄所(船の修繕のためのもの)があり、道はさらに進んで、元町の商店街の裏手を進むことになる。

Photo_111本違う道から見ると、元町もちょっと異なった様相を見せる。丘のうえには、外国人の住宅があり、そこから堀川を渡って、居留地へ通う道として、元町を垂直に横切る道があり、突き当たりには「百段階段」があったらしい。現在の「霧笛楼」の辺りだ。

Brooksそれにしても、元町に「みなとみらい線」が開通してからは、渋谷と直結しPhoto_12たこともあって、ブランドが大挙をなして押し寄せてきた。Bなどもそうだが、明治時代に「アイス・カンパニー」製氷会 社のあったところには、冷やすどころか、熱い結婚式場が立っていた。

Photo_23 海岸通に出る手前には、ヘボン式ローマ字を作ったヘボン博士の家があったそうだ。今はレリーフ が飾られているが、この黒い穴の中Photo_13を覗くと、姿を拝見できる。

海岸通は、ほんとうに久しぶりだった。それで、マリンタワーが例の150周年記念に改修され、新たなビルになっていて、この辺の賑わいのすごさに驚いた。英国7番Photo_14 館も整備されて、ニューグランドホテルのならびに姿を見せていたが、このような様式の住宅なら、いくつか並んで姿を残していないと、見映えがしない。Photo_24 つまり、建物にとっては、単なるレンガの保存よりも、街並みが重要なのだ。Photo_15

並木道には、イチョウの木が黄緑の葉を最大限伸ばしていて、遠くに見える山下公園を、カーテンのように遮っPhoto_17 ている。その中を、市営バスの赤い靴号が観光客を運んでいた。振り向くと、ちょっとしゃPhoto_18れたもう一台の市営バスも角を曲がって姿を見せた。

最後は、象の鼻公園で解散。余力を残した人びとは、そPhoto_19のまま大桟橋の木のビルの上から、夕陽の沈むのを見て、今日のウォーキングの熱を冷まし、ランドマークタワーと、大観覧車Photo_21のネオンを魚にビールを飲んだ。

問題は、これでPhoto_22「虚ろい」は直った か、ということになるのだが、身体の血の巡りは見違えるほどよくなったことは、皆の顔色からわかるが、さて心のなかの「虚ろい」まで直ったかどうかは、ちょっと外見だけからはわからない。

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コメント

坂井素思先生
たいへんお疲れさまでございました。m(_ _)m
さっそくの記事upに感謝いたします。\(^o^)/Labyrinth

坂井素思先生

お忙しい中、参加していだだきありがとうございました。先生の参加は無理だろうと思っていましたので、大変うれしかったです。
早速 blogにも載せていただき、拝見いたしました。
ありがとうございました。

藤田 緑

坂井先生
昨日はお忙しいところ、一緒にウオーキングできてより楽しい一日となりました。
青空も赤いバスもマリンタワーも、元町の雰囲気も横浜の異国情緒が伝わってくるような写真です。
大桟橋での夕暮れもなかなか素敵でしたね。藤田さんはじめ企画の方々に感謝します。最後は開港広場で解散だったと思います。

Shooting Star様

そうでした。象の鼻公園ではなく、「開港広場」でした。この場を借りて訂正いたしますが、上述はそのままにしておきます。

ご指摘のように、目に鮮やかなウォーキングという印象が強かったと思います。樹々の緑、空の青さ、バスの赤、そして、夕暮れの紫。

藤田さんをはじめ、ウォーキングの関係者の方がたに感謝いたします。

Sakai

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プロフィール

  • 坂井素思
    放送大学教員で、社会経済学領域を研究しています。