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2009/07/18

想像力への刺激

恒例の大学院合宿が始まった。今年は例年より人数が多く、2日間では収まらず、3日間連続である。連休を利用して、全国から幕張目指してみんなが集まる。

毎年、このセミナーハウス研修室のマイク設備が悪く、調子が悪いのだが、今年はそれもなく順調だと思っていたら、こんどはパソコンの状態が悪い。

放送大学の学生は、勤めている方が多いので、日常的にパソコンを使っており、最新版のソフトを入れている。そこでそれらのソフトで入れてきた文書を、旧式のパソコンでは読み込まないのだ。

これらのことは瑣末なことであって、もしパソコンがだめなら、紙版のレジュメで済ます、という柔軟な学生もたくさんいて、また、自分のパソコンを提供してくださる先生もいらっしゃって、それほどストレスを感じさせないところが大人だな、と思う。と言いつつ、じつは事前の点検を怠ったわたしの落ち度であることは明白なのだが、風に柳よと流しつつ、次の時間に、千葉学習センターの職員の方々のところへいって、お世話になった。このように、複数の組織を渡り歩いたことが、いまになって役立っている。

修士の1年生から発表が始まるのだが、面白くてみんなの興味関心を惹くようなスピーチには、一定の性質があるように思われる。たとえば、発表それ自体は、それほどではなくとも、自然にみんなの質問が集中するようなものがあるのは、面白い現象だと思われる。

それは決して準備が良いわけでもなく、びしっと決まっているわけではないのだが、なぜか議論を呼び起こす力が感じられる。たぶん、人々の想像力を共通に刺激するような何かが、そこには存在するのだと思われる。

議論の進め方も効いているのかもしれない。内容と、それを効果的に進める方法とは、どこかで関連しあっているような気がする。他者が期待するようなことをうまく取り込んだ論文は、自分でもうまくいっていると感じているような論文なのではないかと思われる。ここには、件のケインズの「美人投票」の原理が働いているのかもしれない。

二日目には、これも恒例の懇親会となった。今年は2,3年前に借り切った「ホイトウ」を再び使った。SさんOBの方がたも駆けつけて、40名を超える大勢となったので、かなり広い店に大テーブルが3列となった。

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プロフィール

  • 坂井素思
    放送大学教員で、社会経済学領域を研究しています。