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2008/12/07

沖縄と横浜を結んだ授業

今回、琉球大学のT先生と面接授業を一緒に担当した。T先生が沖縄の学生を前にして、同時にテレビ会議システムで講義を行い、横浜の講義室へ同時中継を行った。その後、こんどはわたしが横浜の学生を前にして、沖縄の講義室へ映像と音声を送った。そのあいだ、インターネットのテレビ中継で双方向の質問や意見交換も維持し、2日間で合計11時間15分の授業が成立したのである。まずは、参加してくださった学生の方々の長時間にわたる努力を労いたい。

ひと言でテレビ会議システムといっても、いざ授業で使おうとなると、じつはたいへんな労力を必要としている。だから、これまでは、対面指導やゼミや面接審査などの参加者の少ないところで使用されてきた。実験を重ねてきた先生方には感謝申し上げるしだいである。

今回、40名規模の正式授業に、たぶん初めてこのシステムが使われたのだと思われる。今回は、A先生にすっかりお世話になってしまった。カメラだけでも全部で10台分を同時に見なければならないし、さらにレジュメをシステムへ掲示することなど、通常の授業ではおよそ使うことのない神経をかなり使うのだ。

081206_120402 それから、今回の講義の目玉として、T先生が沖縄料理の試食を用意した。沖縄と東京圏の健康を比較することに関連して、沖縄食を味わってもらおうという趣旨である。珍しい沖縄野菜のハンダマ、サクナ、紅芋などが勉強机の上に並んだ。

横浜で好評だったのは、甘みのある、親しみやすそうな紅芋だった。やはり、味の薄いものは、多少避け気味のようだった。食べ終わっての感想としては、味覚というものには意外に地域性があるのだな、ということだった。

40名が全員しゃべることができるマイクが素晴らしい音質で、これまでのテレビ電話システムのどれよりも明確な音声を聴くことができた。今回のシステムのなかで、映像などの進歩もあったが、やはりこのエコーキャンセラー付きの音声システムがたいへん良いことが印象に残った。

最後に、拍手で幕を閉じたが、帰りに「またこの方式でやってください」、と学生の方から声をかけられて主催者の一人としては、たいへん嬉しかった。それにしても、放送大学の学生のかたは、やはり世間というものを良くご存知で、ひと言声をかけて去っていく、という心憎い方々が多いのだ。実り多い面接授業だったと、企画してくださったH先生へ報告することにしたい。A先生をはじめとしてFさんやKさん、学習センターの職員の方々など、この2日間の長いあいだ、支えてくださった方々に感謝申し上げるしだいである。

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  • 坂井素思
    放送大学教員で、社会経済学領域を研究しています。