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2008/10/02

中華街から元町へ

9月末には、K大での後期講義も始まり、さらに原稿3本、試験問題作成(2科目)、審査体制の返答、シラバス作成(2科目)、講演会資料作成、人事資料作成などなど併せて、10くらいの締め切りが一斉にやってきた。現在も、徹夜を2回ほどして、ひとつひとつ片付けている最中である。

今日もメールを見ていたら、これら以外の締め切りがあったらしく、もうひとつの催促が付け加わった。ぎりぎりになってからでないと、仕事が終わらないという悪い癖がある。

わたしのこんな苦しい状況が伝わったのかどうかわからないが、卒業生のTeさんから、「忙中閑」を見つけて出てきませんか、と誘いのメールが届いた。KさんとOさんも一緒にいらっしゃるとのことで、わざわざ千葉や埼玉から横浜まで出ていらっしゃるのに、ひさしぶりのご挨拶をしないわけにはいかないだろう、と待ち合わせの桜木町へ出かけた。もっとも、1昨日も昨日も、締め切りのものを出し続けていて、そろそろ限界に達していて、身体自身が会話を求めていたのだと思われる。

Teさんたちは、じつは横浜美術館の「源氏物語展」をみたいということで、いらっしゃったらしいのだが、木曜日の定休日に当たってしまったらしい。待ち合わせ場所へ行ってみると、さすがに横浜まで来て半日が無駄になったので、何となくがっくりしているようにみえた。

そこで元気付けのために、Oさんは初めてだという、中華街へ繰り出そうということになった。平日だというのに、相変わらずこの街はにぎやかだ。初めてのOさんに敬意を表して、中華街の中核に位置する広東料理老舗の「聘珍樓」へ上がることにする。

わたし以外は、みなさん大台を超えた人生の練達なので、すでにたくさんの食材を食べ飽きている。そこで、ほんのちょっとづつ、綺麗に取り分けてくださるような、サービスの行き届いた、このような店はたいへん好ましい。とくに蝦シュウマイは美味しかった。

最近の横浜では、ホテルのランチに人気が集まっていて、予約をしないと入れない状況らしい。それならば、絶対に中華街のランチのほうが良いと思っている。とくに、今日のような平日ならば、二時間以上話しこんでも、お茶など、ゆったりとサービスしてくれる。

081002_1412011_2ランチの話題は、米国の金融破綻と日本の対応に集中した。ブログも開いているOさんが、政治家としての見解を述べたのに対して、異論・反論をみんなで言 い合った。やはり、過剰な金融資産や流動性をどのように制御できるか、という点が焦点だと思われるが、今回のように、多重に債務が絡む場合には、制御のためのバリアーをどこに設けるのか、かなり難しい、ということになった。これまでのバブル現象よりも複雑な分だけ、対策も複雑にならざるをえないであろう。

今日の天気予報では、台風の接近が伝えられていたので、すっかり雨だと思っていたのだが、昨日から情勢が変わって、一転して秋晴れの清々しい一日となった。写真に写っているのは、関帝廟のまえの各氏であるが、日差しが強くて、すっかり顔が黒くなってしまって、失礼。

081002_144101_4 そのまま、掘割川の橋を渡って、元町へ出て、甘いものを求めて、地元で永く続いているケーキ屋さんの「喜久家」へ入る。甘いものは、いつでも入るらしく、みなさんショートケーキなどを頼んでいらっしゃった。わたしは、アップルパイ。

ここでの話題は、Teさんが60歳代になってはじめられた「洋服リフォーム」業をめぐって、興味深い話が続いた。内容は、企業秘密に属することが多かったので、ここには到底書くことができないが、いくつかの視点はそのうちオブラートに包んで、組織論の論文のなかに反映させたいと思ったほど、興味深かった。

奥床しいTeさんのことなので、最初はなかなか内容を明らかにしてくださらなかったが、聞き上手のKさんが呼び水を注いで、面白い話を引き出してくださった。事例研究として、ラジオ番組にお呼びしたいほどだった。

そのひとつに、「営業人」と「職人」のバランスを組織のなかで、いかに保つか、という話は面白かった。今日のように大企業体制になってくると、部門が完全に081002_144201_2 分離してしまうので、このバランスを見える形で考えることは難しい。それに対して、少人数の経営の場合には、日々変動する互いの仕事のやり繰りのなかで、互いの特性を考慮しながら決めていくことができるらしい。

今日最後のコーヒーは、結局アップルパイと一緒にいただいた「喜久家」のコーヒーだった。器は、Noritakeの上品な刺繍模様のカップだった。

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  • 坂井素思
    放送大学教員で、社会経済学領域を研究しています。