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2008/10/05

センターの日々で、一番長い日

今日は、神奈川学習センターの一年間のなかでも、もっとも長い日である。入学式と卒業式と、懇親会それに歓送迎会まで、朝8時から夜の9時ごろまで続くのだ。でも、儀式というのは、やはり地域でこじんまりと行う親密さというものが必要で、その意味ではセンターの職員総出で、また学生団体の方々も、合唱団をはじめとして同好会総出での、手作りの儀式というのは雰囲気があって、たいへん好ましい。

昨日の面接授業講師会に引き続いて、今日もわたしは当番になっており、それぞれ「挨拶」や「学習指導」などが組まれていて、4つほどのスピーチを行わなければならない、ということでも、たいへん長い一日だ。幸い、テキストの執筆を終えたところなので、宣伝を兼ねてしゃべることの題材には事欠かない。

この一日に消費されたスピーチは、夥しい数に上る。所長のH先生をはじめとして、同僚のK先生、H先生、さらに同窓会の方々や、同好会さらに卒業生の方々の印象的なスピーチがぞくぞくと続いた。

特別の準備が必要なスピーチだとなかなかそうは行かないのだが、これほど多くのスピーチが続くと、傾向として出てくるのは、流れを作り出そうという、暗黙の了解である。たとえば、前の方のスピーチの一部を受ける形で、自分のスピーチを展開するように心がけるのだ。これによって、連鎖が連鎖を生むような効果が表れてくる。

また、このことは確実に、聞くほうにとっても、良い効果がある。その流れを読み取るために、スピーチが理解されやすくなる。たとえば、卒業という題材は、流れを作りやすい。単に「おめでとうというのではなく、むしろ卒業してからどのようなことことが始まるのか、ということに焦点を当てる人が出ると、それに続いて、話がどんどん発展していくという具合だ。

スピーチの連鎖、というのは、スピーチする側にとっても、活力を与える好材料になる。連歌と同じように、制限があるほうが、スピーチはやりやすいのかもしれない。それがまた、しめし合わせたのではないところが、偶然の産物であるというところが、楽しいところでもある。

今日最後の歓送迎会は、弘明寺商店街では、ちょっと洒落たフランス料理のル・メッサージュで行われた。オードブルに出た、クリーム状の料理が美味しかった。それと、ちょっと酸味の効いた食用の「ホウヅキ」の味が新鮮だった。本日最後のコーヒーもこのレストランで。学生の方々も、同窓会の方々も、職員の方々も、長い一日ご苦労様でした。

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  • 坂井素思
    放送大学教員で、社会経済学領域を研究しています。