« アール・デコ | トップページ | 健康について »

2008/03/31

終わり名古屋

ついに出張も最終日となってしまった。昨日降っていた雨も上がって、すこし寒いくらいの良い天気だ。昨夜からメールが頻繁に入るようになって、年度末の忙しさがこんな出張の身にも降りかかってくる。

080330_124402 朝の早い時間に締め切りの仕事を済ませて、早々に名古屋大学へ向かう。やはり、土日の大学とは違っていて、月曜日になると、人も多い。お昼になると、生協の学食もいっぱいのようだ。

旅行者の勘を働かせて、近くにある喫茶店を探ることにする。地下鉄で1回乗り換えはあるものの三つ目の「いりなか(杁中)」には、コメダ喫茶店発祥の店がある。道からすこし引いたところに、ひっそりと新しい店があり、こじんまりと営まれていた。

けれども、きょうは上記とは反対側の本山駅へ歩いていくことにする。名古屋には、戦災で街が焼けたせいか、古い寺が少ないが、この道すじには大きな寺があったり、緑の多い並木道があったりする。

今風のしゃれた店が並んでいて、十分な散歩道である。しばらくして、下り坂になるころには、本山の町並みに、建物たちも吸収されていく。坂道の最後のころに、目的の「西原珈琲店」がある。

080331_113901看板には、神戸の豆を使っているとある。また、名をつけたブレンドが数多くありそうなので、期待できるだろう、と店に入ることにした。なかは、木肌を焦がした板で、真っ黒に統一された落ち着いた雰囲気の店だった。

それぞれの席がブースのように、ゆったりと設けられていて、長居しても大丈夫なつくりになっている。昔ならば、学生街にかならず1軒はあったような店だが、いまでは、チェーン店にやられてしまって、なかなか存在しないタイプの店だ。

ここで、マネコという人のブレンドした珈琲をいただく。昼食はベーコンとトマトのサンドウィッチだ。昼近くになると、なにやらノートを取り出して、仕事や勉強を始めそうな人びとがつぎつぎに入ってきた。

080331_115201喫茶店は、むかしは場所そのものであり、長居してそこで何かを行う場所であったが、その雰囲気を受け継いでいる。珈琲の値段はちょっと高めだったが、場所代だと思えば、仕方ないだろう。なによりも素敵だったのは、写真にも写っている使い込まれた黒いテーブルだ。このしっかりしたテーブルこそ、喫茶店を特徴付けるものだと思われる。

昔、通ったブラック・ホークの厚板のテーブルを思い出してしまった。珈琲が人びとを集めるのか、みんなが集まるから珈琲が流行るのか、それは相互関係にあるのだ。

グールドのバッハがかかっていて、お昼だけではもったいない気がした。このような店があり、図書館にふんだんに通えるのなら、名古屋にもう1週間は居たかった。

図書館へ戻って、肩こりが激しくなったころ、そろそろ横浜に帰る時間を自覚した。やり残した資料収集は、またの機会を作って行うことにしよう。明日からは、新学期が始まる。頭の中を切り替えて、日常へ戻ることにした。

« アール・デコ | トップページ | 健康について »

旅行・地域」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/173786/40724625

この記事へのトラックバック一覧です: 終わり名古屋:

« アール・デコ | トップページ | 健康について »

社会経営研究配布中

  • 2015study

社会経営ジャーナル配布中

  • 2015journal

開いている講義    「社会的協力論」

  • cooperation

「音を追究する」第13回・第14回

  • art

「多様なキャリアを考える」第2回・第3回・第4回

  • cooperation

「グローバル化と私たちの社会」第11回

  • cooperation
2017年3月
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31  
無料ブログはココログ

Recommend

プロフィール

  • 坂井素思
    放送大学教員で、社会経済学領域を研究しています。