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2008/02/16

大阪でのスクーリング

080216_105801 米原付近の冠雪に予感があったのだが、大阪についてみると、風がすごく冷たい。2週間前来たときとはずいぶん違って、街全体が白くみえた。

今回のスクーリングでは、ぜひ試してみたいことがあった。それは、ゼミナール形式の対話型授業方法で、ふつうは10名程度が適当であるとされているのだが、それを一気に80名クラスでも可能なのか行ってみたかったのだ。

これまでも、30名程度ならば、試行してみたことはあったが、その倍以上の人数に当てはめるには、多少の勇気が必要だった。教室は実験場だ、と嘯いていても、学生が自発的に行うのであれば、実験だったと言い訳が効くが、こちらがやってみて失敗だったとは、ちょっと言いにくい。

予想される困難は、10名程度ならば、対話が密に行われる利点があるのだが、80名ならば、その対話が8倍ほど希釈されてしまうことになる。そもそも講義であっても、80名というのは危険で、ちょっと気を許すと、講義の求心性が失われることがままあるのだ。脱落者が出てしまったり、居眠りを許してしまったりしてしまうものだ。

けれども、案ずるより産むが易しであって、実際に行ってみると、通常の一方的な講義形式より、ずっと良い結果が得られた。

全体をひとつのゼミだと考えるから、80名は多いのだ。いくつかの塊に分節しておいて、改めて接合を考えれば、結局少人数のゼミを複数同時開催しているような気分になれるのだ。

さらに、80人の規模がひとたび一体感を持ったときの素晴らしさは、講義でも、少人数のゼミでも得られないものだった。分節を適切に行っておくことがポイントであると思った。個人作業をきちんと行っておき、複数の人との議論を媒介として、さらに80名の前で発表を行わせる。つまり、ゼミ的な意見集約に加えて、全体の評価も加える事ができる利点があることがわかった。今後も、機会があったら、試してみたい。

大阪学習センター所長のN先生は、今年度をもって、定年で退任なされる。そこで、センター所属の学生が100人以上も集まって、送別会が予定されているらしい。人徳人望がなせるところだ。

一日目の講義が終わると、N先生がいらっしゃって、学生団体のかたが一緒に飲みたいというので、連れ立って、天王寺のビルの地下にある「酔虎伝」(水滸伝じゃないのだ)へ行く。

すでに、大阪学習センターの学生団体「キャンパス情報倶楽部」の面々が待ち構えていて、楽しい時間を過ごすことになった。何よりも、先生方よりも放送大学の内部事情を良く知っていらっしゃったのだ。さすがに「情報倶楽部」であると感心し、いくつかの疑問に思っていたことをお聞きしたしだいである。いつもよりも多い量のお酒をいただき、すっかり飲み過ごしてしまった。明日のスクーリングは大丈夫だろうか。

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プロフィール

  • 坂井素思
    放送大学教員で、社会経済学領域を研究しています。