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2008/02/08

連携というネットワーク関係

社会の結びつきのなかで、組織間の結びつきについて考えることは、双方の組織内部の人間関係がからむために、もっとも知的な刺激を受けるところである。昨今の企業合併ほどの刺激はなくとも、大学間やNPO間や社会施設間の連携ネットワークは、盛んに行われるようになっており、見逃すことはできない。

きょうは、神奈川学習センターで学生支援で手伝っていただいているKさんと、横浜市内の社会施設を回ることになっている。先日から継続して報告している「知識循環」型の面接授業をお願いするためだ。これによって、組織同士の連携という、両方の組織の特色が相乗する効果が見込まれる

かねてから、電話で予約していた中央図書館のTさんとAさんに会う。こちらの趣旨を直ちにご理解いただき、たいへん積極な対応をしてくださった。これも、昨年大学リレー講座で、こちらを訪れ講演させていただき、そのときにお世話になったIさんを通じて、紹介していただいたことも影響していると思われる。

これだけ、前向きに考えてくださる方がたがいらっしゃるということは、単に制作の側からの圧力だけでなく、現場の方がたは当然利用者たちの要望としてもプッシュがあるのを感じているからだと思われる。けれども、ふつうの業務以外に仕事をお願いすることなので、担当する方にとっては労働加重になりかねない。この辺は、注意せねばならないと思っている。

次に回るところまで、3時間ほど時間が空いてしまったので、一度神奈川学習センターへ戻って、明日からの栄養調査準備のためにいらっしゃっていたT先生とセンター長のH先生と、昼食を一緒にとる。この弘明寺にも、洒落た店ができてきている。最近できたフランス料理店へ行くと、予約だけでもう満員だそうで入れなかった。弘明寺商店街といえば庶民的な店が並ぶというイメージだったが、変わってきているらしい。

昔からある西洋料理屋「Makoto」へ行く。ここは数学のK先生の行きつけの店らしい。ほぼ満員状態だったが、なんとか席を確保する事ができた。やはり、古くからある店は落ち着く。

午後から、Y美術館へ伺った。ここは、「5つ星美術館」の異名をとるほど、社会的活動の高い美術館として知られている。学芸員のAさんとKさんが会議を中座して、駆けつけてくださった。

すでに送っておいた資料で、おおかたの了解が得られていて、どこが問題になるのかについて、詰めた話ができた。こちらも積極的な姿勢で臨んでいただけるようなので、今後にたいへん期待できそうである。

帰りにお寄りください、と現在展示中の展覧会Goth展のチケットをくださった。ゴスというのは、ゴシックのなまったもので、暗い色調で、細身なスタイルの現代における若者のファッション様式だが、それがロリータ趣味などと結びついて現代に表れているらしい。

共通に、身体と精神の葛藤が描かれている。面白かったのは、Dr.Lakraの「昆虫を組み合わせて制作した額入り肖像のコラージュ」だ。これは、実際に見てみないと、その微細な感覚がわからないかもしれない。愛好家が来ていて、一眼鏡で細かいところを熱心に見入っていた。束芋(Tabaimo)の手と足が交錯して動く動画も面白かった。

さて、経済社会学者グラノヴェターが「弱い紐帯の強さ」という有名な論文を書いて、注目されたことがある。今回のネットワークの試みは、これまでほとんど関係のなかったところと連携を結ぼう、という企てなので、まさに「弱い紐帯」の有効性を試してみるという内容になっている。

これほど熱心な中核となる方がたを動員するからには、成功しないわけはない。少なくとも、その成果について、わたしの研究課題の題材になることだけはすでに決定されている。

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プロフィール

  • 坂井素思
    放送大学教員で、社会経済学領域を研究しています。