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2008/02/09

栄養調査の説明会

朝早く、学習センターへ行くと、8時半だというのに、すでに学生のかたがいらっしゃっていて、「食物と健康」という授業の教室はどこですか、と質問される。10時からですよ、というと、時間を間違えましたと答えた。健康についての授業には、学生が詰め掛けると聞いたが、時間を間違えるほど熱心なのには、驚いた。

それほど、世の中では健康ブームが持続しているらしい。さて、きょうは待望の栄養調査の説明会である。琉球大学医学部のT先生をはじめとして、スタッフが20人ほど学習センターへ乗り込んできて、今日と明日の二日間かけて、さまざまな調査と検査の説明を行う。

最初は応募が少なくてどうなるのかと思ったほどだが、幸いなことに、途中からどんどん集まり始め、募集の300名は優に超えて、抽選を行ってお断りするくらい参加者が集まった。人びとの健康に対する関心の強いことは、ここでも証明されることとなった。

詳細な説明がT先生やO先生などによって行われ、わたしも分担部分の説明を行ったのだが、その際余裕があったので、ちなみにこの調査の情報を何によって知ったのかを尋ねてみた。

80%を超える人びとは、神奈川新聞と朝日新聞の記事から情報を得ていた。それに1割程度、ラジオなどの媒体によるものだった。わたしにとって、思いがけなかったのは、放送大学の学生の方がほんの数人しかいなかったことだ。

試験期間中を含めて、ポスターを学習センターのあちこちに貼り、チラシを数百枚刷って、すべて捌けていたので、半分くらいの応募者は放送大学生だろうと予想していた。ところが、見事に外れてしまった。

このことは、現在学生募集中の期間なので、学生以外の方が300人近くも学習センターへ集まってくださって、学生募集にとっての宣伝効果には絶大なものがあった、という評価に結びつけることも可能だろう。けれども、逆に考えれば、放送大学では、所属学生の方がたに対して、広報を行き渡らすことがいかに難しいのかということを露呈してしまった、という見方もできるだろう。

いろいろなことを学んで、とりあえず健康に関する栄養調査は始まったのだ。採血や食事調査を含むような、これほど綿密な調査は日本では類を見ないであろう。いずれ、ここでも調査結果を発表することができるのではないかと考えている。健康に対する社会的要因分析の点でも、考察を進める一助になることを期待しているしだいである。

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  • 坂井素思
    放送大学教員で、社会経済学領域を研究しています。