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2008/02/04

マリーナ・キャンパス

思わぬ雪が降ったせいで、少しずつ社会の交通秩序が狂ってきている。すべての人が通常より早くに家を出たらしい。そのため、少しだったが、混乱が起こった。

途中、ひとつの事故がたまたま起こったらしい。すると、たちまち全体にそれが波及して、小さかった混乱がしだいに大きくなってきている。

たとえば、今回の事故のため、総武線が東京駅での折り返し運転になってしまった。すると、継続していた列車を乗り換えるために、ホーム間で民族大移動が展開され、人びとが錯綜することになる。あたかも、雪崩が起こったように、混乱の輪が大きくなっていくのだ。

朝、5時に起きて、房総半島の銚子へ向かっている。時間を見るためにつけたテレビで、星占いをやっていて、たまたまわたしの星座が最下位で、「大混乱に巻き込まれて、収拾がつかなくなる」と出ていた。

横浜・東京の天気がこんなであったから、占いを信じるならば、さぞかし銚子はかなりの大混乱をきたしているのではないか、と駅に立つ。ところが、着いた途端見上げると、空には青空が広がっていた。

080207_151501 集中講義を行うC大学には、本部キャンパスとマリーナ・キャンパスとがあって、その名のとおり、キャンパス前にヨットが繋留されている。そのうしろは、見渡すかぎり太平洋が続いている。何も遮るものがない。

C大学の空は、180度すべてが海の上にある。海また海の上に、青空が広がっている。左に、名前のない岬がそのままずっと海に突き出ている。地元のタクシー運転手さんに聞くと、他の地域なら、第1級の観光名所になるのにな、とおっしゃる。地球規模の壮大な風景がそのまま放置されて、自然のままに置かれているのが、ここの良いところだと思われる。

080207_151401  収拾のつかない大混乱が人間の側に起こったとしても、この銚子の自然はそのままの状態を映すだけだろう。日本離れした雄大な風景のもとでは、星占いもはずれてしまうのだ。

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  • 坂井素思
    放送大学教員で、社会経済学領域を研究しています。