« チームサポーターの集まり | トップページ | スィーニー・トッドと赤穂浪士 »

2008/01/22

最終段階の編集会議

放送大学機関紙Oの編集会議が開かれた。10月からはじまった今号の編集もようやく最終段階を迎えた。

今年度はK先生の編集長のもとに、陰の編集長であるFさんがほとんどの実際上の記事依頼から収集、そして印刷まで担当して、たいへんな作業をつぎつぎにこなしてきている。

もっとも、大変だと思われるのは、この機関紙が10万人に配られるということであり、そのことは10万の目で見られるということである。それは、10万の価値観に晒されることを意味しているのだ。10万の異なる視点から観ても、すべて標準以上の満足へ導かなければならないことを言っていると同等なのだ。

今号の取り得は、このような多様で多種な読者の視点を大事にした、ということだろう。その効果は見てのお楽しみだが、放送大学の学生の特徴をたいへんよく掬い取っていると、自画自賛ではあるが、言っておきたい。

とくに、放送大学生の文体の基本は、言ってみるならば、きわめて経験的な文体とでも言えるようなものだと思う。きわめて具体的な現実を突きつける人が多い。けれど、放送大学に学んだ成果と思われるのは、洒落たフレーズをその文章のなかに盛り込むことを忘れない点である。

そのまま見出しに使えるような語句がかならず文章の中にちりばめられている。おそらく、これまでの人生のなかで書いてきた経験がなせる業だと思われる。

それから、各国の公開大学訪問記や放送大学の歴史シリーズも、好調に書き継がれている。それにいつものように、3月号の特色は、退任教員の先生方の言葉である。いずれも、放送大学の歴史を作ってきたという記憶を思い出させるものになっている。

このような内部に流通する紙面には、その内部にしかわからない、特有のジャーゴンがふつう発達するのであるが、表にはそれはあまりあらわれないが、深読みすれば面白い解釈のできる場面がいくつか用意されている。ぜひ謎解き、とまではいかないが、それらの発達したジャーゴンを楽しんでいただきたいと思う。

赤字で塗りつぶされた校正原稿がつぎつぎに大きなテーブルの上に積み上げられた。もうすこし洗練されて、3月には放送大学の関係者のもとへ配布される予定である。もうしばらく、お待ち願いたい。きっと待った甲斐のある紙面が、そのうちお手元に届くことに違いないと思う。

« チームサポーターの集まり | トップページ | スィーニー・トッドと赤穂浪士 »

書籍・雑誌」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/173786/17789935

この記事へのトラックバック一覧です: 最終段階の編集会議:

« チームサポーターの集まり | トップページ | スィーニー・トッドと赤穂浪士 »

社会経営研究配布中

  • 2015study

社会経営ジャーナル配布中

  • 2015journal

開いている講義    「社会的協力論」

  • cooperation

「音を追究する」第13回・第14回

  • art

「多様なキャリアを考える」第2回・第3回・第4回

  • cooperation

「グローバル化と私たちの社会」第11回

  • cooperation
2017年5月
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31      
無料ブログはココログ

Recommend

プロフィール

  • 坂井素思
    放送大学教員で、社会経済学領域を研究しています。