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2007/12/14

本の引越し

昨日から二日間かけて、自宅の書籍を神奈川学習センターの研究室へ移動した。神奈川学習センターの研究室へいっても、ここ数ヶ月がらんとしていて、1冊の本だけを読むには最適な場所であったが、論文の仕事には使えなかった。

4月に異動してから、研究室引越しの予算がないとのことで、順番を待っているのだ。千葉学習センターと本部研究室に置きっぱなしの書籍が、これまで読んできた主要部分になるのだが、こう数ヶ月も離れていると、本に対する愛着というのも醒めてきてしまって、いい加減なものだ、と思い始めている。

離れていると愛情が薄くなる、とは人間のことかと思っていたが、書籍もそうであることを知った。

すでに読んでしまった本なので、付箋が入っていて便利なのだが、そこだけ読むので新鮮な驚きはない。むしろ、必要になったときに、通っているホーム・ライブラリーから借りてきたほうが、あらたな発見がある。

そうこうしている内に、紛失してしまった書籍もある。自宅と神奈川学習センターと千葉学習センターそれぞれの研究室を探しても、どうしても見つからない。幸いなことに図書館から借りてきた本ではない。それにしても、パットナムの『孤独なボウリング』という本なのだが、1冊7,000円もするので、とても残念である。さっそく、K大図書館から借りてきて急場をしのいだ。

昨日は、朝から腰が痛くなるほど、頑張った。段ボール箱に詰めて、夕方6時の約束の時間までに引越し業者に引き渡した。このようなときには、これまでの引越し人生では大学生協に頼んできた。けれども、最近はそれより安いところがあるのだ。自費で運ぶのだから、少しでも倹約しようと考えたしだいである。

きょうは今日で、書架を購入して、その搬入があった。こちらも、あまりに省力化して予算を有効に使おうと考えたために、自分で段ボール荷物の縄を解かなければならなかった。これが、意外に重労働だった。先日の健康診断で、手足はまだまだ丈夫だ、という結果が出たにもかかわらず、細かいところではずいぶんガタがきているように思われる。

娘には、すぐ筋肉痛が出るのは、まだ若い証拠だから大丈夫、と慰められたが、昨日の業者に渡す際に、張り切って手渡ししていたら、筋肉が張ってしまった。もし明日起きてからもこの痛さが残っているのであれば、やはり書籍の移動はそろそろ限界かもしれない。

それにしても、これまでの人生で、何度も書籍を運んだな。今でも覚えているのは、信州の田舎から、東京に出てきたときだ。父の荷物で書籍が一番重く、多かった。当時は、りんご箱が木箱だったのだが、それにたっぷりと本が詰まっているのだ。これは重い。

段ボールになってからも、はじめは八百屋やスーバーマーケットから無料でいただいてきた段ボールだったので、大きなタイプのものだった。したがって、持ち上げると、取っ手が破れてしまうほどたくさん入るのは良かったが、そうとう重かった。最近になって、段ボールにもバリエーションがあるようになり、書籍用の小さな段ボールを使うようになった。

引越し屋さんは、ふたつずつ持っていたが、この小さなタイプのものをひとつずつ運ぶのなら、シシュボスの神話のごとく、老人であっても持っていけそうな気がする。

引越しの効用は、なんと言っても、書籍を整理できるというところにある。購入した本をすべて維持することは到底無理である。広大な屋敷を持っていれば別だが、残念ながら二階の床が抜けそうな家しか持っていない。前言を翻すようだが、小さな段ボールをさらに小さくして詰め、これからもう2,3回は本の引越しをしなければ、整理がつかないだろう。

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プロフィール

  • 坂井素思
    放送大学教員で、社会経済学領域を研究しています。