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2007/12/31

ことし最後の珈琲

思いがけない風邪のせいで、集中講義から帰ってきてからの予定が崩れてしまった。もっとも本来、この時期に仕事をいれていたのが、世間のルール違反であったのだから、天罰がくだったものと、年末の反省もこめて、恐れ入って運命を受け入れたしだいである。

修士論文の締切が先週あり、論文の整理が終わったと知らせが入った。多くの冊子を受け取らなければならなかった。これが遅くなって、大晦日に幕張本部へ取りに来る破目になってしまったのだ。

いつもの正門の守衛さんに聞くと、きょうは職員の方も何人かいらっしゃっているらしい。さらに、先生方も少なからず建物へ入って行ったとか。どなたでしょうね。

先生という商売は、いわゆる「スコーレ」に由来しているから、余暇を旨とする運命にあることは意識しなければならないとしても、この余暇を作り出すためには、日ごろ他人にはいえない努力をどこかでしなければならない。それが辛いところであるのだが・・・。

この調子だと、正月早々の明日もきて仕事をする先生がきっといるのだろう。修士論文を受け取って、研究室に戻り、近所の研究室の窓をみると、ところどころに明かりがついていた。通常はこのような苦境の影すら見えないものなのだ。大晦日にならないと、わからないことなのかもしれない。ご苦労様です。

読み残した数冊の論文を抱えて、放送大学の隣にある「カルフール」のワイン市へ寄る。年末にはやはり、シャンパンか、スパークリングワインが似合うようである。特集をやっており、安いけれども、豊富な品揃えがみられる。ボルドーワインは先日買ったので、イタリアの値ごろのスパークリングワインと、スペインの赤ワインを購入。

ことし最後のコーヒーは、11月の講演会でお世話になった「タリーズで1杯いただく。さすがに、悠長に本を読みながら、1服しているのはわたしだけで、あとは深夜の映画を楽しもうとするカップルしかいない。

ここから見る幕張の駅前広場では、いつもは賑わって、電車に乗る客や、長距離バスにのる客が列を成しているのだが、さすがにきょうは閑散としている。日本や世界の各地から来て、また散っていく、その駅前広場をぼんやりと眺め、2007年の短い一年間を振り返った。

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