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2007/12/02

チャンプルー・スタディーズ

「チャンプルー・スタディーズ」の新聞記事が、きょうの朝日新聞「be」版の「ナントカ学」欄に載った。琉球大のT氏たちが行っている栄養調査で、ふたつの集団に分けて、片方に沖縄料理を、片方に従来のままの食事をとってもらい、その健康に与える影響をみるものだ。

昨日、このT氏からメールが来て、共同研究者になってくれないかという要請があったのだ。ここ数年、消費文化論の延長で、健康と消費との関係を取り上げていて、かれとちょうど波長が合ってきたところなのだ。調査の質問項目の二、三に関われればよいな、と思っている。

放送大学の神奈川学習センターでも、正式の許可を得て、このチャンプルー・スタディーズを行おうと計画している。詳しいことが決まったら、ポスターを貼りだし、説明会を開く予定である。

美味しい沖縄料理を無料でお配りするので、多少調査の厄介さを我慢すれば、十分に健康的な食事を楽しむことができると思う。ぜひ大勢の方に参加していただきたいと思う。

調査のポイントの多くは、T氏の栄養疫学的な観点からのものになると思われるが、わたしの目指すポイントは、やはり栄養に与える社会的な影響である。たとえば、沖縄料理がどのような社会意識を持った人に対して影響をあたえるのか、あるいは、どのよう食料消費、健康消費を行っている人に対して、影響を与えるのだろうか、などの点である。とりわけ、健康消費との関連に注目している。

久しぶりのフィールドワークということになる。1月には、ちょうど健康消費の講演会も引き受けているので、すこし集中的に考察を進めてみたい。

先日、映画「めがね」を観たときには、「たそがれ」ばかりに目がいってしまい、沖縄の食べ物についてはつい忘れてしまった。けれども、そういえばカキ氷だけでなく、ホテルの食事には美味しそうな魚、それに大きな海老も出されていたなあ。今回の調査では、おそらく野菜が中心の食事になるとは思うが、沖縄の青い空と透きとおった海を、頭に思い浮かべながら賞味し、そして研究を深めたい。

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  • 坂井素思
    放送大学教員で、社会経済学領域を研究しています。