« プロポーザルの先 | トップページ | 大学院の筆記試験 »

2007/10/27

コーヒーの出前

横浜にかつてあったキイコーヒーの古い写真には、鍵の商標を掲げた窓があり、その前に丁稚の出前用の自転車が写っていた、と記憶している。ちょっと前までは、京都三条のイノダ・コーヒーでも同じ光景があった。

コーヒーについての講演会が1週間後に迫ってきた。せっかく、地元の「横浜」についての講演なので、遊び心あふれた会にしたいと考えた。そこで、出前のコーヒーをとろうということになった。昔のコーヒー気分を復活させて、明治時代へタイムスリップしようという魂胆なのだ。

それに1昨年、アメリカの大学を回ったときに、セミナー室には必ずコーヒーのジャーが置かれていて、いつでも飲める状態にしてあった。どこに行っても、スターバックスか、タリーズが届けられているのだ。それだけでなく、クッキーや、さらにお昼時にかかればサンドウィッチなどがいただけた。

そういえば、シアトルのマイクロソフトのセミナーには、別室が用意され、朝食として日本人用にご飯までが用意されていた。シアトルだから、コーヒーは当然スターバックスかといえば、そうではなく、シアトル系にはたくさんの種類があることを知った。もっとも、シアトル系のカフェラテが、米に合うかどうかは、好みの問題だ。

さて、出前コーヒーについては、ここへきて、難航している。日本のスターバックスには、「ポット・コーヒー」というシステムがあって、15人分ずつポットにいれて売り出すのはやっているらしい。けれども、それを届けてくれるかといえば、それは別で、店によって対応がことなるとのこと。きょう電話した二軒のスターバックスは、取りに来てくれるなら、用意できるが、出前はちょっと・・・と断られてしまった。

それでは、というので、競争相手のタリーズへ電話すると、すんなりと出前いいですよ、といってくれた。ところが、出前は5分以内の地域に限られるらしい。それはそうだ。5分すれば冷めてしまう。その店は、ランドマークビルなのだが、野毛山の中央図書館まで、5分で着くのだろうか。

他の喫茶店に頼むことも考えた。ケイタリングやホテルの出前も聞いてみた。ところが、圧倒的に値段が高いのだ。到底、スターバックスやタリーズと競争できる価格ではない。すこし遊ぼうとすると、やはり日本のサービス業には限界があるのだ。

というわけで、まだ決定にいたっていない。もちろん、自分で淹れたらよいだろう、という究極の選択肢はあった。けれども、当初受講者30名を予定していて、それならばとも思っていたが、途中であまりに申し込みが多いので、50名にということになり、コーヒーを自分で用意するのは諦めた。

麹町の文藝春秋ビル前の喫茶店では、編集会議などから出前の呼び出しがあるとカップをもって直ちに飛んでいくのだ。このようなコーヒーの出前は、大きな会社では、ひところ、当たり前の風景だったと思う。ところが、現代では、数えるほどしかないのではないか。出前という良い習慣は、残したかった。

もうすこし方法を考えて、やっぱり出前コーヒーをなんとか実現させよう、と思う。さて、その成否は、当日図書館で!

« プロポーザルの先 | トップページ | 大学院の筆記試験 »

グルメ・クッキング」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/173786/16893904

この記事へのトラックバック一覧です: コーヒーの出前:

« プロポーザルの先 | トップページ | 大学院の筆記試験 »

社会経営研究配布中

  • 2015study

社会経営ジャーナル配布中

  • 2015journal

開いている講義    「社会的協力論」

  • cooperation

「音を追究する」第13回・第14回

  • art

「多様なキャリアを考える」第2回・第3回・第4回

  • cooperation

「グローバル化と私たちの社会」第11回

  • cooperation
2017年3月
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31  
無料ブログはココログ

Recommend

プロフィール

  • 坂井素思
    放送大学教員で、社会経済学領域を研究しています。