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2007/09/01

土曜日の茗荷谷

「茗荷谷」のパスタ屋さん、と聞いて、どんなイメージを抱くだろうか。

すこし年配の方だったら、印刷工場のまちのランチ中心の社員食堂のようなイメージを抱くだろうか。中年の方だったら、マンション街にある小さな隠れ家的な一戸建ての店屋さんを思い浮かべるかもしれない。

でも、やはり東京圏以外の方が抱くのであれば、山手線の内側にある高級住宅街の洒落たレストランを思い描くのではないかと思う。

3年ほど前に卒業なさった学生の方が、茗荷谷からすこし歩いたところに播磨坂というのがあって、ほんとうに美味しいパスタ屋さんがあるんですよ。一度行きませんか、と言っていたのを思い出した。今日、学生の方がたと一緒にお昼に出かけた。

なるほど、東京文京学習センターから徒歩10分ほどで、散歩にちょうどよい桜の並木道があり、その両側に洒落たイタリア料理やスペイン料理、さらにケーキ屋さんがとびとびに存在している。

070901_130701たぶん、紹介してくれた学生の方が食べたのは、Tという店だと思われた。ところが、店に入ると、ご予約でしょうか、と言われてしまった。なんと土曜日のお昼なのに、予約制の店だったのだ。

すわ、東京にも一見さんお断りが復活しつつあるのだ、と思うくらいだった。この次に期待することにして、でもショックを隠せないで店を出ると、隣もパスタ屋さんなのだ。

それぞれに特色あるメニューを並べていて、ランチとしては、虎ノ門などのビジネス街の3割位増といういい値段である。学生の方は、ケーキが美味しかったという。ケーキがついての値段ならば、ちょうどそれ位の値段なのかとも思う。

つまり、何が言いたいのかというと、茗荷谷の街のイメージがかなり変わってきたなということだ。播磨坂まで歩いていくうちにも、手作りの家具屋や、バッグ屋、インドシナ料理の店などができていて、街がかなり変わってきたのに気がついた。大きな印刷工場や、出版会社、それに東京教育大学、お茶の水大学というイメージの街から、小さな店屋を求める街へと変化しているのだ。

それに、同じようなパスタ屋さんが2軒並んでいても、十分成り立つほどに、しかも通常より高い価格であっても成り立ってしまう立地になったのだ。茗荷谷のイメージを一新する事態が進行しているのだ、と思ったしだいである。

さて、濃厚な味わいのパスタ料理とケーキを食べた後は、また卒業研究ゼミナールに戻って続きを行った。ゼミのほうは、いろいろな事情で欠席の方もいらっしゃったが、そろそろ草稿を練って記述する段階に到達しつつある。

いわば、「起承転結」の「転」の部分を考える季節を迎えた、というところだろうか。それぞれ進行は異なるが、ペースを守ってがんばっていただきたいと思う。また、美味しいパスタをみんなで食べに行けることを願っている。

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  • 坂井素思
    放送大学教員で、社会経済学領域を研究しています。