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2007/08/12

民芸について

昨日のことだが、美術館からの帰り、すぐの角に喫茶店があって、その脇に入っていく道がある。この道をとおって、幼稚園へ通っていた。すこし遠回りになるが、直射日光で35度を越す今日の日差しを避けるためには、良いかもしれないと思い、幼稚園時代と同じように道草を食うことにした。

Y君が継ぐことになっていたお寺の前を通って(ほんとうに後をついだのだろうか)、大きなざくろの木(やはり、いまでは切り倒されてしまっていたが)のある横丁を抜けて、仲町通りへ入っていった。これで、また一般の観光客に戻ることができるだろう。

070812_132701いつものように、「ちきりや」へ寄って、砥部焼きや益子焼きを眺め、ガラス工芸 とアジアン工芸の部屋も見た。この店の品物は、使ってみて、味がわかるのだ。ちらと視界に入ってきたのが、タイ製の帽子だった。今日の天気でちょうど欲しいと思っていたので、ただちに買い求め、値段票を取ってもらう。

こちらもいつものように、「松本民芸家具」へ寄る。バーナード・リーチ特集を行っていて、彼がここの池田三四郎を尋ねてきたときに監修した椅子を展示していた。小ぶりのウィンザー型のものなど数点が並べられていた。手紙や年表をみると、わたしがここの小学校に通っていたころに、頻繁に便りをやり取りし、さらに何度かリーチが濱田庄司と一緒に松本を訪問していたのだ。

当時、「ちきりや」や「民芸家具」の商品は使われることで活きるということで、母も安い陶器をよく買ってきていた。このときの影響は、きっと受けていると思う。いまから考えるに、それが高じて、結婚式の引き出物に「ちきりや」の品を選んだことは間違いない。

さらに、こちらも例年定番となっている竹風堂の「山菜定食」で、昼食とする。店から直結した、漆黒のタイル張り床で、小さな中庭に開けた和風の食堂に入る。わらびや凍み豆腐の煮物、むかごの味噌漬けなどと一緒に、栗おこわが出てくる。これからも、一年に一回は食したい定食である。

道草をし過ぎて、午後になってしまったので、あわてて大糸線に飛び乗る。信濃大町駅につくと、駅前のスーパーマーケットで今夜の夕飯を買い込む。レジへ向かおうとすると、おうという声がする。到底、こんなところでは会うはずのない、思いがけない方とばったり遭ってしまった。

それはそれとして、今回は墓参りや親戚まわりなど、いろいろなところに行かなければならないので、初めての経験だったが、駅前の観光協会で自転車を借りることにした。

さっそく、いつもお世話になっている、親戚のTさん宅を訪ねる。積もる話があって、つい長居をしてしまう。大きく果肉がたっぷりの梅漬けが、あまりに美味しくて、三つもいただいてしまった。

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  • 坂井素思
    放送大学教員で、社会経済学領域を研究しています。