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2007/08/10

二日目の講義

朝、温泉に浸かることのできるのも、諏訪の魅力である。毎年泊まるNホテルの最上階には信州の山々をずっと眺めることのできる、展望の利く温泉があり、講義で身体上の無理を多少しても、このお湯に浸れば大丈夫なのだ。

この温泉の特徴は、無味無臭であるにもかかわらず、肌がすべすべになって、夜の寝汗をさっぱりと落とすことができる点にある。このような良い場所を放送大学の学生のかたも見逃すはずはないと思っていたら、ホテルのロビーでばったり受講生と会ってしまった。まだ、8時だというのに、これから出かけるのだと言う。街を歩いてから、講義に駆けつけるとのこと。

「経済社会のなかの階層制」にかんする話も、近代システムである市場と企業組織の話に入って、基本的な考え方もほぼ理解していただき新しい考え方も取り入れて、かなり話も核心に迫っていたと思う。朝10時に始まって、最後18時までの長丁場だが、思ったよりもスムーズに進めることができたと思う。

始まる前に、センター所長のN先生と信州大学から講師で来ているインド文化論のF先生と雑談をしていて、老後の話になった。老後を信州で過ごしたい、と思っていても、やはりシネコンがないと駄目ですね。とわたしが言うと、松本にも名画座が集まったようなシネコンがあり、結構地味な映画もかかるとおっしゃる。松本の近くなら老後も住めるかもしれないと感じた。今、インド映画が絶頂期で、「踊る」インド映画はいいですよ、と勧められた。

今日の昼食は、Nホテルの1階にある喫茶店「辻舎」のランチをいただく。ここのコロッケランチは昨年いただいて美味しかった。今日のランチメニューは、ハヤシライスにズッキーニと茄子の和え物。食後のコーヒーも美味しい。

もちろん、放送大学の同じ階に入っている「こうひい亭」のランチも悪くはないが、一日しゃべり続けるときには、途中の気分転換も必要なのだ。

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  • 坂井素思
    放送大学教員で、社会経済学領域を研究しています。