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2007/07/11

クチナシの花

仕事で辛いことにあったときに、どうするのか。個人のできることには限りがあるので、どうしても壁に突き当たることがある。もちろん、最善を尽くすことは行わなければならないが、それでも手に余るし、その後ずっと引きずっていかなければならない。

仕事からの帰り道、夜も更けて、いつもの暗い公園のなかを通っていく。ずっと暗い道が続いていて、梅雨の雨が降っているのだが、そのなかにあって、途中に白く明るい場所がある。070710_173001

この季節の、ほんのちょっとの瞬間的な白さだ。見方によっては、あまりに過剰な白さなので、その香りとともに敬遠されてしまうかもしれない。

雨の露を吸っているので、周りの景色のなかに溶けていってしまうかもしれない。それほど危うい白さなのだ。

このようなことは、八王子の山の中で、毎日いつ果てることもなく、読書に明け暮れたときにもやってきた状況だ。読んでも読んでも周りは暗く、何も見えてこない。現在はそのようなことも起きなくなったが、周りが文献や書籍から、人間に置きかわったに過ぎない。

そのときに住んでいた家にも、殺風景ななかに、この時期だけ特別に、白い空間が存在していた。ベランダの片隅に、ひっそりとクチナシの花がやはり咲いていた。

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  • 坂井素思
    放送大学教員で、社会経済学領域を研究しています。