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2007/07/12

虎ノ門での昼食

虎ノ門にある、放送大学の東京連絡所で会議のあるときには、いつも昼食をこの近くで取ることになる。

かなり昔にアルバイトで通った場所だが、街の記憶はなかなか薄れない。とくに食べ物の記憶は残っている。

それは独身時代だったので、昼食は、みんなと一緒に食べに出ることにしていた。東京連絡所の近くには、特別に通った店が多い。

「げそ」と呼ばれていた寿司屋は、皆のたまり場だったが、現在では、どうも場所がわからない。砂場(蕎麦屋)はさすがに盛っていて、いつ行っても混んでいた。アルバイト先の女性の研究員の方がたも、蕎麦ならば、気軽に付き合ってくれた。

今日も通りかかったが、一本入った狭い通りに、昼時になると、50人ぐらいの列のできるパスタ屋「ハングリータイガー」があって、食事をするより、並んで話をするほうが目的だった。もちろん、美味しかったけれど。

虎ノ門の表通りに面して、うなぎ屋さんがあったように思っていたが、どうも勘違いだったらしく、二本も裏道に入ったところに、店はあった。以前は、旧来の日本風の食事屋らしく見える店だったが、今日はいると、立ちそば屋と見まごう、セルフサービスのうなぎ屋さんに変わっていた。自動販売機で食券を買って、ひじを突き合わせながら、うな丼をいただくのである。

日本橋には3万円のうなぎがあると聞くが、それとは、ちょっと異なる食事スタイルなのだ。冷房がかかっていても、さすがにうなぎを焼く熱気を消すことはできない。夏だからなのか、われわれの体温なのか。

どう考えても、食事だけでは、時間をつぶすことはできない。会議までの時間を費やすには、喫茶店に避難しなければならない。前は、混んでいる店を避けて、葡萄屋などのすこし広い店へ行っていたが、これも地理感覚が衰えたせいか、見当たらない。

今日のところは、連絡所の交差点から神谷町のほうへちょっといったところにある、ケーキの美味しい店で、持参した本を広げた。アメリカンなのに、香りと味の素晴らしいコーヒーだった。

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コメント

先生のご記憶どおり、昔は表通りにもうなぎ屋がありました。少し前にそば屋にかわってしまったようです。
裏通りのうなぎ屋「T」は昔からあって、毎日香ばしい煙をあたりに撒き散らしています(昔は自販機はなく、入口でプラスチックの食券を買う方式でした)。
私もほんの4~5年前は虎ノ門に通っていましたが、そのときと較べてもあの界隈、相当変わったようです。

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プロフィール

  • 坂井素思
    放送大学教員で、社会経済学領域を研究しています。