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2007/07/14

台風が近づいてきた

台風4号が近づいてきた。

母は退院してきてからずっと家にいるために、「嵐がくると、人はハイになるのよ」などと他人事のように言う。

テレビでは、日本を縦断して、とくに雨の多い台風となることを報じている。

松本に住んでいた小学校時代に、なぜか台風が、ニ、三年集中的に、この山国にも押し寄せたことがあった。伊勢湾台風や15号台風などだ。

その台風のときに、ちょうど父が東京に出張していて、母と子どもたちだけで、台風を向かえる準備をした。当時のことだから、川には土のうを積み、家には斜交いの板を打ち付けるということなのだが、大人の手にはできても、子どもの手には余って、板のうち付けが間に合わないうちに、台風が来てしまった。

夕方になって、川の水位が極限まで上がってしまい、下流では氾濫が伝えられる事態になった。ちょうど板のうち付けができなかった分、外の状勢がわかった。風が凄くなって、ついに納屋の屋根がどうっとばかりに、隣の家のほうへ飛んでいってしまった。

それは良いほうで、前の家からトタン屋根の板が手裏剣のように、ビュンビュンと飛んでくる。そして、ついには、隣の家の窓に突き刺さった。こちらへ飛んできたら、たいへんなところだった。

こんな山の中でも、床上浸水の水害が起こって、台風の去った後はあとで、また赤痢が流行って、友人たちが隔離され、学校が休校になる騒ぎが続いた。

こんなことも、母の記憶から次第に無くなってきているらしい。台風の怖さは覚えていても、細部は忘れて、のんきなことばかり言っている。

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  • 坂井素思
    放送大学教員で、社会経済学領域を研究しています。