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2007/07/05

検索的生活

070705_181201 今日も調べものをして、日が暮れるころに、図書館を出ることになった。

研究室が神奈川と幕張の両方にあるために、文献や資料が分散してしまい、どこにあるのかわからなくなってきている。とくに、文献がダンボールに入ってしまうと、ほぼ絶望的だ。

先日、出版社から届いた読者からの質問に答えようとしたら、ちょうどその参考文献が手元になかった。どこかのダンボールのなかに眠ってしまっているのだろう。

最近はこのような時、すぐに探すのを諦めてしまう傾向がある。そして、さっさと横浜市立図書館か、神奈川県立図書館へ出かけることにしている。だから、ほんとうのところ、図書館の30分以内でなければ、生きていけない。酸素ボンベのような存在なのかもしれない。ちょっと大袈裟かもしれないが。

気になっているのは、わたしの生活が「検索的」人生を歩みつつあるということだ。上記の資料収集が良い例である。じっさいには、自分で文献をキープしておきたい。キープという意味は、いつでも取り出せるように管理しておきたいということだ。

けれども、キープどころか、次第にあちらこちらへ散逸してしまっているのだ。このようなときに、便利で現実的な方法が、検索的生活である。

個人生活を諦めて、私有財産を共有財産にして、公共の生活にかなり依存する生活を始めたらどうかと思い始めている。つまり、公共図書館が我が家の書庫だと思えばよいのだ。070705_182301_1

もちろん、このような生活には、当然メリットとデメリットが存在することはわかっている。検索生活のデメリットは、検索を使うそのデータベースにかなり依存することになる。したがって、データベースのあり方に影響を受け、知らないうちに、生活が馴化されてしまうことである。

070705_191701けれども、それにもまして、検索生活には魅力がある。今後、自分の記憶は退化することはあれ、これ以上に、進化することはない。そのためにも、なるべく蓄積はやめて、現在を生きたい。そうなると、多少自分による管理の生活を諦めても、公共のデータベースを使用せざると得ない。

そのためにも、検索に耐えうる、そして影響を極力コントロールできるようなデータベースを日常生活のなかで、作っていくより仕方がないのだといえる。070705_182201

図書館の坂道を下り、音楽通りをまっすぐ行くと、いつもの喫茶店ダウンビートの表側に突き当たる。そのビルは、キッチュなパチンコホールなのだが、それとは対照的に、その裏側に地味な雑居ビルがあって、そこには黒く落ち着いた空間が用意されている。

今日は、懐かしいキース・ジャレットのトリオの曲がかかっていた。未だ時間は早かったので、客は女性客が一人しかいなかった。

 

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» 横浜市立図書館の「マイクロフィッシュ」??? [A certain light]
昨日は納豆の日でしたが、納豆は食べませんでしたよ。 普段は良く食べるのですが、その日に限って・・・。 皆さんは食べましたか? さて、 昨日、嫁が横浜市立中央図書館へ、調べ物に行った時の話。 どうしても探している本が見つからず、5階のレファレンスの方に尋ねたところ・・・  5レ『うーん、無いですね。』  嫁『そうですか。ありがとうございました』 一度、席に戻ったところ、息を切らしてレファレンスの方が来たそうです。 どうやら5階のフロア中を探した感じ。  5レ『やっぱり無いはずがな... [続きを読む]

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プロフィール

  • 坂井素思
    放送大学教員で、社会経済学領域を研究しています。