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2007/04/14

TIAについて

Img_1567_2大学院のオリエンテーションも滞りなく順調に終わったので、かねてより気にな っていた川崎LAZONA(ラゾーナ)を見学に出かける。

横浜を3年間離れているうちに、何が変わったかといえば、人の流れが川崎へとなびいたことである。チネチッタ川崎が年間日本最大の集客を記録したりして、以前からその兆候はあった。

Img_1589 今回のラゾーナ川崎プラザは、日本には珍しく「広場」を中心にすえた商業施設である点で、見たいと思っていた。かつて、博多のキャナルシティが出現したときに、水と中庭が評判になったが、日本では土地が限られているために、なかなか本格的な広場を商業施設のなかに作ることは難しかった。

Img_1576けれども、今回のラゾーナは、JR川崎駅から直結しているにもかかわらず、かなり広い広場を二階に設けていて、それは5階まである施設にとって、開放的な空間を提供している。各階のテラスも十分採ってあって、広場の雰囲気は十分果たされている。

070414_172701商業と広場とは、マーケットの原型であり、生まれるべくして生まれた企画だといってよいと思われる。

さて、さらに時間の余裕があったので、ここに入っているシネコンで、デカプリオ主演の「ブラッド・ダイヤモンド」を見る。この映画の主題は、「TIA」というリアリティをいかに描くことが可能か、という点にある。

文明国の消費者が購入した「ダイヤモンド」は、アフリカで大勢の人を殺しているかもしれない。(「  」のなかには、何が入ってもおかしくない)

この映画は、一人のアフリカ人(バンディー)とその家族に焦点を当て、デカプリオ演じる密輸入業者と一緒に、ダイヤモンド探しを行うというストーリーである。この家族のあり様が、この映画のなかで事例としてのリアリティを生んでいる。

けれども、もうひとつのモチーフがジャーナリズムなのだが、こちらのほうのリアリティは省略が多くて、なかなかこちらへ伝わってこなかった。アフリカのことを描いている割には、白人好みの推理小説仕立てであるのが目立った。難をもし言うならば、以上の点になるであろう。

070414_203101ところで、「TIA」とは何かですって、それは映画を見てのお楽しみに残しておくことにしたい。ヒントとしては、この記号はヨーロッパ系白人のなかでも特別な人びとが好んで使いそうな、すこし色のついた言葉だ、と言って置きたい。

映画が終わって、外に出るとすっかり夜になっていた。

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プロフィール

  • 坂井素思
    放送大学教員で、社会経済学領域を研究しています。