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2007/03/27

京都取材

この春は、消費文化論の取材であちこち飛び回っている。

今日は朝から、京都府立総合資料館を訪れた。京都から地下鉄にのって、北山で降りるとすぐのところにあって、たいへん便利だ。この一体は公園がきれいだし、洒落た店も並んでいる。

府立図書館へ最初行こうとしたのだが、どうも探しているものの多くはこちらに所蔵されているらしい。とくに公官庁の統計資料、歴史資料は充実している。

たとえば、今日採取したもののなかで、明治二年から始まった京都博覧会の資料がある。博覧会であるからには、見せるための、展示的要素のものが多く取り上げられている。

その結果、庶民のテイストとは少し異なったというのか、すこしずれた感覚のものが載っている。そのなかに、外国人向けのホテル朝食メニューというのがあった。

ここに「コーヒ」が出てくる。つまり、外国人向けのものとして出てくるということが重要なのである。日本人に対する趣味としてはまだ確立していないということを逆に示している。資料館では、これ以外にも意義深いものにふれることができた。

収集が早めに終わったので、見逃していた「エルミタージュ」展を、京都市立美術館で見ることができた。帰りに、建物が素晴らしいので写真を撮っていると、「もし人違いだったら失礼ですが、放送大学のS先生ではないですか?」と話しかけられた。以前にわたしの講義を取ってくださった方で、娘さんと一緒に来たのだという。

まさかこのような遠くはなれたところで、わたしの顔を覚えてくださっている放送大学の学生と会えるとは思わなかった。けれども、考えてみれば、講義を取ってくださった方であれば、同じ展覧会を見る可能性はかなり高いと言える。

時間と空間を超越している大学では、たびたび起こっても不思議ではないことかもしれない。もしこれが同じ研究の現場で、先生と学生が偶然会うようになったら、大学としてももの凄いことが始まるのかもしれない。

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プロフィール

  • 坂井素思
    放送大学教員で、社会経済学領域を研究しています。