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2007/03/28

五島にて

福江の風が抜けていく
アヒルや桜や鬼岳を残して

鶯の鳴き声や雀を乗せて風が抜けていく
遠く里の上空を 海や河をまたいで

初めは威勢の良かった人びとも
落ち着きを取り戻し

初めは乗り気でなかった人びとも
次第に巻き込まれて

すべて風のせいにして
通りすぎていく

風化された石垣はそうなることで
実在を示す

積み重ねられた重さが
隙間を埋めていくように
時間の隙間が記憶で埋まっていく

さんご石は時間を模様に織り込んでいる
雲に思想があるように
人びとの考え方にも模様があるのだ

    海の青さに 空の青さに
    島々の荘厳さに絶句して

    長崎の五島列島にて

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プロフィール

  • 坂井素思
    放送大学教員で、社会経済学領域を研究しています。