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2007/02/22

市川三本松のY商店

市川三本松(千葉県)のY商店は、地元では有名な乾物屋さんだ。干物から佃煮、海産物、豆類に至るまで、美味しそうなものが並んでいるそうだ。

わたしは未だ行ったこともないし、もちろん見たこともないのだが、母が月に一回、市川真間にある病院へ行き、帰りにはいつも、新しく目に付いた、珍しいものを買ってくるのだ。

今日の夕飯には、それらを使って、大粒のえんどう豆の入った塩ごはんに、えぼ鯛の粕漬け、それからちょっと変わったもので、ゴボウを木の実で煮た物が食卓に並んだ。

このゴボウの煮物は、山椒が効いていて、またこのゴボウも柔らかく、繊維がまったくないほど煮込んである。しかも、形はほとんど崩れていないという見事なものなのだ。(特別な煮方をしているのだろうか。)

この商店の特徴は、この店が包装を独自に行っている点であり、ということは、仕入れはすべて独自のルートを持っているということらしいのだ。見たこともないのに不謹慎だとしかられるかもしれないが、話から想像すると老舗らしいし、店が二つに分かれているところから見ても、相当古くから商っていると思われる。

(母はいつも、「兄弟で分家しているのでは」、というのだが、わたしは「もっと前の先祖の代で分かれているのでは」、と勝手に想像している。)

横浜へ帰るときには、いつも京葉線を利用してしまうので、どうも総武線には縁がない。教えてもらった機会に、豆が好きな妻へ、何か買って帰ろうかな。包装紙を見ると、356円とか、238円とか、やはりグラムで価格をつけているので、百均や、スーパーに慣れたものには、目新しく新鮮に見える。

このように古くからの乾物屋さんでも、十分な商いができるという見本だろうと思う。遠くからでも、買いに来たいと思わせる店というのは、やはり得がたいものだ。この質素だが、贅沢な美味しさを、ぜひ持続していただきたいと外部応援団としては思っているのだ。

http://4travel.travel.msn.co.jp/img/tcs/t/pict/lrg/11/33/97/lrg_11339724.jpg

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プロフィール

  • 坂井素思
    放送大学教員で、社会経済学領域を研究しています。